Drobo FS ファーストインプレッション [ハード編]
最近ご無沙汰しておりますが、Drobo FSのファーストインプレッションです。
Drobo FSは 米Data Robotics社のリリースした Drobo S+DroboShareセットの一体型シャーシ版です。
- Drobo Sと同じ形のシャーシにDroboShareと同様の十分な稼動実績のあるNAS化機能を追加。
(ただしNAS化部分のメモリ量と演算能力は大幅UP!) - 代わりに USBや FireWire、 eSATA 等の直接接続機能を廃止。
- 高価なNTFS/HFS+読み書き用ライブラリを廃止して内部ファイルシステムを Linux EXT3に統一。
- Drobo Sの高度な RAID-5 / RAID-6 相当のデータ保護技術 (BeyondRAID)、
SATA-I / SATA-II ハードディスク5台構成対応、
読込時・書込時のダブルエラー補正
いつでもハードディスク差換えによる拡張可能
等の特徴はそのまま維持しています。
Drobo FSでは高価なソフトウェアライブラリを廃し、接続インターフェースをネットワークに統一することによってeSATAモデルである Drobo Sよりも価格の削減に成功しています。
Drobo Sの箱 (左) との比較です。公式スペックにも記載されていましたが、Drobo Sと寸法・重量共に同じです。
Drobo FSの箱を開封。Droboシリーズ全体に共通する思わせぶりな黒い内装も健在です。
付属品箱を開けると中身も真っ黒です。
蓋の裏面には簡単セットアップガイドが記述されています。右側には日本語での説明もあります。
付属品は以下のとおり:
- マニュアルおよびリソース CD-ROM
- 電源アダプタ (12V 8.33A = 100W) + 電源ケーブル
- ネットワークケーブル
- Drobo FS前面パネル裏面張替え用ステッカー (日本語、ドイツ語、フランス語)
接続インターフェースがネットワークに統一されているだけあって、付属品の接続ケーブル類がシンプルです。
Drobo FS 本体の開封です。 Drobo FSは黒色の不織布と緩衝材に包まれています。
フロントカバーには養生のためのビニールシートが貼り付けられています。
フロントパネルを取り外してみたところ。
5台分のハードディスクスロットとイジェクトレバー (左)、ステータスランプ (右)があります。
本体下部には通電ランプ (左)、アクセスランプ (右)、および10個の容量ランプ (中央) があります。
本体背面。
電源ボタン、 ACアダプタの接続先、ネットワークポートとセキュリティスロット。とてもシンプルです。
網格子の内側には冷却用FANが見えます。
Drobo シリーズを並べてみました。
左から Drobo FW800 + DroboShare、Drobo S、Drobo FS です。
並べてみると 4台構成の Drobo FW800 と DroboShare の組み合わせと Drobo S/FS がほぼ同じ高さであることが見て取れます。
通電してみたところです。
Drobo FS (右) は Drobo FW800 + DroboShare とくらべて輝度の高い LEDがステータスランプに使用されているため、ステータスランプの明るさが異なります ( 輝度は Drobo Dashboard から調整可能です)。
冷却FANの稼動音も静かで良い具合です。