Drobo FS ファーストインプレッション [ハード編]

Drobo FS

最近ご無沙汰しておりますが、Drobo FSのファーストインプレッションです。

Drobo FSは 米Data Robotics社のリリースした Drobo S+DroboShareセットの一体型シャーシ版です。

  1. Drobo Sと同じ形のシャーシにDroboShareと同様の十分な稼動実績のあるNAS化機能を追加。
    (ただしNAS化部分のメモリ量と演算能力は大幅UP!)
  2. 代わりに USBや FireWire、 eSATA 等の直接接続機能を廃止。
  3. 高価なNTFS/HFS+読み書き用ライブラリを廃止して内部ファイルシステムを Linux EXT3に統一。
  4. Drobo Sの高度な RAID-5 / RAID-6 相当のデータ保護技術 (BeyondRAID)、
    SATA-I / SATA-II ハードディスク5台構成対応、
    読込時・書込時のダブルエラー補正
    いつでもハードディスク差換えによる拡張可能
    等の特徴はそのまま維持しています。

Drobo FSでは高価なソフトウェアライブラリを廃し、接続インターフェースをネットワークに統一することによってeSATAモデルである Drobo Sよりも価格の削減に成功しています。

Drobo S / Drobo FS 箱比較

Drobo Sの箱 (左) との比較です。公式スペックにも記載されていましたが、Drobo Sと寸法・重量共に同じです。

Drobo FS開封
Drobo FS開封

Drobo FSの箱を開封。Droboシリーズ全体に共通する思わせぶりな黒い内装も健在です。


付属品箱 開封

付属品箱を開けると中身も真っ黒です。

付属品箱 開封

蓋の裏面には簡単セットアップガイドが記述されています。右側には日本語での説明もあります。

付属品 詳細

付属品は以下のとおり:

  • マニュアルおよびリソース CD-ROM
  • 電源アダプタ (12V 8.33A = 100W) + 電源ケーブル
  • ネットワークケーブル
  • Drobo FS前面パネル裏面張替え用ステッカー (日本語、ドイツ語、フランス語)

接続インターフェースがネットワークに統一されているだけあって、付属品の接続ケーブル類がシンプルです。


Drobo FS 本体開封

Drobo FS 本体の開封です。 Drobo FSは黒色の不織布と緩衝材に包まれています。

Drobo FS 本体開封

フロントカバーには養生のためのビニールシートが貼り付けられています。

Drobo FS 本体開封

フロントパネルを取り外してみたところ。
5台分のハードディスクスロットとイジェクトレバー (左)、ステータスランプ (右)があります。
本体下部には通電ランプ (左)、アクセスランプ (右)、および10個の容量ランプ (中央) があります。

Drobo FS 本体開封

本体背面。
電源ボタン、 ACアダプタの接続先、ネットワークポートとセキュリティスロット。とてもシンプルです。
網格子の内側には冷却用FANが見えます。

Drobo シリーズ比較

Drobo シリーズを並べてみました。
左から Drobo FW800 + DroboShare、Drobo S、Drobo FS です。
並べてみると 4台構成の Drobo FW800 と DroboShare の組み合わせと Drobo S/FS がほぼ同じ高さであることが見て取れます。

Drobo FS通電テスト

通電してみたところです。
Drobo FS (右) は Drobo FW800 + DroboShare とくらべて輝度の高い LEDがステータスランプに使用されているため、ステータスランプの明るさが異なります ( 輝度は Drobo Dashboard から調整可能です)。

冷却FANの稼動音も静かで良い具合です。