奥武蔵グリーンライン

日本の畜産業を大きく揺るがす口蹄疫問題。少なからずランナーにも影響が出ているようです。北軽井沢マラソンや阿蘇カルデラスーパーマラソンは、県内有数の酪農地帯を走り抜けるコースが設定されている為、感染や被害拡大防止への不安の声が高まり『中止』となりました。そんな中、開催が危ぶまれた北海道サロマ湖100キロレースでしたが無事行われました。気温30度を超す炎天下、完走率50%を割り込んだ過酷な状況下で、私の仲間は何と15人全員完走しました。すごい!想像するだけで鳥肌が立ちます。いつかは走ってみたい100キロレース。言うのは簡単ですが、レースに出ると決めてから自分との戦いなんですよね、始終。そんなスタミナや闘志がどこから生まれ、そして練習からレースまで持続できるのか。まだまだ謎ばかりです。

サロマ湖レース当日は頑張っているメンバーを信じ、奥武蔵グリーンラインで応援ランニングをしました。鎌北湖をスタートし、顔振峠(22キロ)⇒高山不動尊(31.5キロ)⇒刈場坂峠(45キロ)⇒県民の森(56キロ)を往復するコースです。鎌北湖は雨の日でも関係なく釣り人で賑わっています。何が釣れるのかな~と緑色の湖を横目に奥の駐車場へ到着。この駐車場はランニングコースの入口付近の為、普段はランナーの車が多いんです。しかしこの日は所沢ナンバーの2台のみ。時計を見るとまだ朝6時で外は雨ですから当然ですね。目標は高山不動尊の折り返し31.5キロ。トレイル用のリュックにハイドレーションを背負ってのスタートです。いきなり急な坂道を登るのでゆっくり走り始めます。霧雨がとても気持ち良く、マイナスイオンをたっぷり浴びながら先ずは顔振峠まで元気いっぱい走ります。前回、顔振峠からの復路で友達と道に迷ってトレイルを走ることになり、とても不安な思いをしたので目印を忘れないようにします。霧が濃い中、ランナー2人とすれ違い、前を走るランナーが見え隠れしています。高山不動尊では足の調子が良く、時間もまだ十分にあるので刈場坂峠まで行くことにしました。刈場坂峠まで意外と長く感じましたがハイドレーションの残りが少ないので自動販売機で飲み物を補充する予定でした。ようやく刈場坂峠までついたのに、ショックなことに自動販売機はなく、水分補給ができないとわかり早々来た道を戻ることにしました。ここから高山不動尊までのラップが最速だったかもしれません。高山不動尊で無事に水分補給を行うと後はゆっくりiPhoneの音楽を聴きながら顔振峠まで戻ります。茶屋で一休みして、後半バテながらもサロマで頑張っているメンバーを思いながら、長~い45キロ何とか終了です。終わってみれば気分爽快!
45キロでこんなにバテて、奥武蔵ウルトラレース(77キロ)は完走できるのだろうか??と不安材料が残りますが、レースまでに後2回試走して少し自信をつけたいと思います。