EMC AutoStart Tips Oracle Enterprise ManagerをAutoStart環境で使用する(11g編)
本来Oracle Enterprise Managerはクラスタ環境で実行することが出来ません。また、クラスタ環境で使用するにはGrid Controlを使用しなければいけません。というのが通常の使用方法であります。
しかし、Grid Controlは別にサーバーが必要となるのでコストを考えると現実的ではありません。
そこで片系でしかOracle Enterprise Managerを起動できないですが、その手順をご案内します。
*これはEMC、Oracleの公式な手順ではありませんので各自の責任において設定してください。
*2012/6/25
本編の設定は、仮想IPとエイリアスを関連付けた設定においての操作方法になります。エイリアス設定で「Associate Node Alias with a Virtual IP」を無効にして、関連付けしていない場合は、下記の「2.両サーバのhostsを編集」、「3.リスナーサービスの起動前と起動後にスクリプトを加える」の操作は必要ありません。
また、「1.Listener.ora のホスト名を、プライマリノード名にする」の操作でホスト名は仮想ホスト名もしくは仮想IPを指定してください。
環境
Srv1(192.168.0.1)・・・プライマリノード
Srv2(192.168.0.2)・・・セカンダリノード
Srv3(192.168.0.3)・・・仮想ホスト及び仮想IP
1.Listener.ora のホスト名を、プライマリノード名にする
2.両サーバのhostsを編集
「Associate Node Alias with a Virtual IP」を有効化してある場合のみ編集が必要です。
プライマリーノードのhosts
192.168.0.1 srv1
192.168.0.2 srv2
192.168.0.3 srv3
セカンダリノードのhosts
192.168.0.2 srv1
192.168.0.3 srv3
3.リスナーサービスの起動前と起動後にスクリプトを加える
「Associate Node Alias with a Virtual IP」を有効化してある場合のみ編集が必要です。
*起動シーケンスでは「script」を作成して、添付のファイルをインポートする。
起動前に組み込むScript
# Require ft.pl to access the rule api.
# We need this, because we're going to be posting events.
push (@INC, "$ENV{FT_DIR}/bin");
require "ft.pl";
$errorCode = &ft::SetActiveComputerName("srv1");
if ($errorCode) {
$errString = &ft::ErrorToString($errorCode);
&ft::PostEvent($FT::SEV_WARN,
"SetActiveComputerName failed $errString");
exit(1);
}
exit (0);
起動前のスクリプトの中の$errorCode = &ft::SetActiveComputerName(“ホスト名”);
のホスト名をプライマリノードのホスト名にする
起動後に組み込むScript
# Require ft.pl to access the rule api.
push (@INC, "$ENV{FT_DIR}/bin");
require "ft.pl";
$errorCode = &ft::ResetActiveComputerName();
if ($errorCode) {
$errString = &ft::ErrorToString($errorCode);
&ft::PostEvent($FT::SEV_WARN,
"ResetActiveComputerName failed $errString");
exit(1);
}
exit (0);
# If we got this far, pass back 0 (success).
4.リソースグループの起動シーケンスの設定
・192.168.0.3
・Srv3
・データソース
・データソースチェックポイント
・スクリプト(起動前)
・Listenerサービス
・スクリプト(起動後)
・Oracleサービス
・DBConsole サービス –>No Action / Wait設定 300秒以上
5.Oracleクライアントの設定
Oracleクライアントの名前解決は仮想ホスト名と仮想IP名の組合せを用いる
192.168.0.3 — srv3
6.動作確認
リソースグループをプライマリノードでオンラインにして下記項目を確認する
・EMが正常起動するか?
・Oracleクライアントから正常に接続できるか?
セカンダリノードにフェイルオーバー後、下記項目を確認する
・Oracleクライアントから正常に接続できるか?
正しく設定できれば、図のようにEMが起動してきます。
AutoStartのコンソール画面
各環境のホスト名を上記のサンプルに割り当てて、設定を行ってください。
セカンダリサーバーのhostsの設定では、実際のIPとマシン名が異なりますがクライアントへの影響はありません。
セカンダリサーバーが、プライマリサーバーにアクセスするときに問題が発生します。


