EMC RepliStor簡単活用法 第2回 EMC RepliStorインストールとスペシフィケーションの作成

今回はインストールとスペシフィケーションの作成を解説していきます。

では早速インストールウィザードの説明

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トップの画面にはバージョンが記載してあります。

ウィザード2

メンバーサーバーであればActive Directoryの登録に予めチェックが入ります。この設定を行うとディレクトリサービスのデータベースに登録されてサイトの検索の手間が省けます。ワークグループ環境であれば登録項目が出てきません。

また、ファイヤーウォールが設定されていると、ファイヤーウォールに登録するチェックボックスが表示されます。

プロセスを除外する場合、チャックを入れて進めてください。

ウィザード3

評価を行いたい場合は評価版のライセンスを要求にチェックを入れてください。

ウィザード4

この画面が出ればインストール完了です。

レプリケーションを行う場合は相手側のサーバーにもRepliStorをインストールしてください。

ここでRepliStorの独自の用語を説明します。

ソース コピー元のデータ
ターゲット コピー先のデータ
サイト RepliStorがインストールされるサーバ名
スペシフィケーション レプリケーションの定義付け
同期 スケジュール、手動のデータコピー
ミラー リアルタイムレプリケーション
VSS あるタイミングでのRepliStorによって利用されたVolume Shadow Copy Service

インストールした後に、レプリケーションの設定すなわちスペシフィケーションを設定しなければ何も始まりません。

続いてスペシフィケーションを作成していきましょう。

Spec作成1

メニューバーからスペシフィケーションの追加でファイル/ディレクトリを選択します。

Spec2

コピー元すなわちソースを選択します。

Spec3

コピー先すなわちターゲットを選択します。

Spec4

同期のオプションはデフォルトで構いません。

Spec5

VSSオプションは次回に詳しく解説します。今回は何も設定しないで設定していきます。

Spec6

同期のオプションの設定ですがこれもデフォルトで構いません。

完了ボタンを押すとすぐに同期が始まります。

Spec7

同期が終われば図のようなステータスになります。

今回は、EMC RepliStorのインストールと同期の設定であるスペシフィケーションの設定を紹介しました。第3回ではVSSオプションについてご説明していきます。

第1回 EMC RepliStorの概要
第2回 EMC RepliStorインストールとスペシフィケーションの作成
第3回 VSSオ プションの概要
第4回 フェイ ルオーバー構成
第5回 パフォーマンスチューニング