EMC RepliStor簡単活用法 第2回 EMC RepliStorインストールとスペシフィケーションの作成
今回はインストールとスペシフィケーションの作成を解説していきます。
では早速インストールウィザードの説明
トップの画面にはバージョンが記載してあります。
メンバーサーバーであればActive Directoryの登録に予めチェックが入ります。この設定を行うとディレクトリサービスのデータベースに登録されてサイトの検索の手間が省けます。ワークグループ環境であれば登録項目が出てきません。
また、ファイヤーウォールが設定されていると、ファイヤーウォールに登録するチェックボックスが表示されます。
プロセスを除外する場合、チャックを入れて進めてください。
評価を行いたい場合は評価版のライセンスを要求にチェックを入れてください。
この画面が出ればインストール完了です。
レプリケーションを行う場合は相手側のサーバーにもRepliStorをインストールしてください。
ここでRepliStorの独自の用語を説明します。
ソース | コピー元のデータ |
ターゲット | コピー先のデータ |
サイト | RepliStorがインストールされるサーバ名 |
スペシフィケーション | レプリケーションの定義付け |
同期 | スケジュール、手動のデータコピー |
ミラー | リアルタイムレプリケーション |
VSS | あるタイミングでのRepliStorによって利用されたVolume Shadow Copy Service |
インストールした後に、レプリケーションの設定すなわちスペシフィケーションを設定しなければ何も始まりません。
続いてスペシフィケーションを作成していきましょう。
メニューバーからスペシフィケーションの追加でファイル/ディレクトリを選択します。
コピー元すなわちソースを選択します。
コピー先すなわちターゲットを選択します。
同期のオプションはデフォルトで構いません。
VSSオプションは次回に詳しく解説します。今回は何も設定しないで設定していきます。
同期のオプションの設定ですがこれもデフォルトで構いません。
完了ボタンを押すとすぐに同期が始まります。
同期が終われば図のようなステータスになります。
今回は、EMC RepliStorのインストールと同期の設定であるスペシフィケーションの設定を紹介しました。第3回ではVSSオプションについてご説明していきます。
第1回 EMC RepliStorの概要
第2回 EMC RepliStorインストールとスペシフィケーションの作成
第3回 VSSオ プションの概要
第4回 フェイ ルオーバー構成
第5回 パフォーマンスチューニング