声楽への道

異常気象のせいか、今年は10月末になってもダブル台風が日本列島に接近していましたが、11月半ばになると東京でもいっきに紅葉が進み、すっかり秋が深まりました。
澄みわたった青空と色とりどりの木々に囲まれ、美術や音楽鑑賞、読書、スポーツと何をするにも快適な気候ですね。皆さん、日頃何か楽しいことやっていますか?

私は昨年末に地元の「第九を歌う会」に参加して、2000名の聴衆を前に歌った感動が忘れられず、今年の春から声楽(主にイタリア歌曲)の個人レッスンを受け始めました。それで今日はその声楽のお話……ではなく、スポーツのお話をします。

 

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過酷なトレーニング、ボディコンバット

良い声を出すためには、よく「腹筋を使って、お腹から声を出して!!」と音楽の先生に言われますよね。私もその定石通り、腹筋を鍛えるべくスポーツジムに通い始めました。

スポーツジムに通っている方はご存知かと思いますが、ジムにはランニングマシンやバーベル、三角筋を鍛えるためのバタフライマシンや上腕二頭筋用のラットプルマシンなど様々な器具があります。スタジオではヒップホップ、ヨガ、ベリーダンス、フラダンス、キックボクシングなど何十種類ものプログラムが用意されています。私は初心者なので、どのプログラムに参加しようかな、と迷っている時に毎日ジムに通っているという私の師匠、Kさんからのアドバイスを受け、週末に「ボディコンバット」と「ボディパンプ」というプログラムに参加することにしました。名前からも想像できますが、この2つのプログラムは、かつて一世を風靡した「ビリーズブートキャンプ」のようにとても過酷なエクササイズなのです。

まず「ボディコンバット」(体との戦い??)ですが、これはキックボクシング、ムエタイや空手などの格闘技の動作を取り入れた有酸素運動のトレーニングです。ノリノリの音楽に合わせて約1時間休むことなくずっ~とジャンプしたり、キックしたり、それと同時にシャドウボクシングでジャブ、ストレート、フック、アッパーなどのパンチをするのです。映像で見ると、こんな感じです。(映像は私のインストラクターです。キレキレの肉体が素晴らしいですね)

 

 

私は5分もやらないうちに息切れがしてきて、キックもパンチも動きが鈍くなってきます。するとそれを察知したインストラクターの容赦ない声が飛んできます。「自分に厳しくして!」「相手の鼻に一撃必殺パンチ入れて!!」開始から50分が過ぎる頃には、足も腕も上がらない程に体力を消耗してしまいます。あと少し…と思う頃にまたインストラクターの無情な声が響きます。「自分の限界に挑戦して!」そして最後に追い打ちをかけるように、「これから腹筋24回を2セット!!その後プッシュアップ(腕立て)20回を2セット!!」

プログラムが終わるや否やその場で倒れ込んでしまい、ロッカールームへ歩いて行くのもやっとの思いです。汗の噴出も半端じゃありません。

 

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重量挙げみたいな、ボディパンプ

そして翌日は「ボディパンプ」(体をポンプのように動かす??)が私を待っています。これはプラスティックのバーベルを使ってウェイト・トレーニングを行なうプログラムです。バーベルの重さは個人に合わせて自由に選べますので、私は右左合わせて5キロくらいの軽量なバーベルでやっていますが、1時間で数百回反復するのでかなりきついです。私よりも体が一回りも小さい女性が20キロのバーベルでトレーニングしているのには驚きました。バーベルはオリンピックで活躍した三宅選手のように、頭上に持ち上げたり、肩にかついでスクワットをしたり、デッドロウと言って、腰をちょっと前かがみにしてバーベルを腰の位置から膝まで下げて戻す、という運動をこれまたノリノリの音楽に合わせて繰り返し、繰り返し行ないます。これらの運動により、胸筋、背筋、上腕二頭/三頭筋、腹筋が鍛えられ、ムキムキの体が出来あがるのです。映像で見てください。

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腹筋を鍛えただけでは美声は出ない

こんなにきつ~いトレーニングをしているのだから、さぞかしイイ声が出るようになっただろう、と思われるでしょう。いえ、いえ、世の中そんなに甘くありません。ちょっとだけ腹筋を鍛えたくらいでオペラ歌手のような美声が出るなんてことはありません。なので、私の声楽への道はまだまだ遠く、険しいのです。

 最後になりますが、私はマーケティングの仕事をしている関係で、ちょっとだけ製品の宣伝をさせてください。弊社の営業担当がActiveImage Protector とvmGuardianについて熱~く語った記事が、ソフトバンククリエイティブさん運営の「ビジネス+IT」の「【特集】仮想環境に最適なバックアップを考える」で公開されています。ご一読いただければ幸いです。