ご遷座400年 神田祭
GWも終わり、連休ボケのまま出社する道すがら、何やら弊社界隈がいつもと違う華やいだ雰囲気。そうです。神田祭を直前に控え、着々とその準備が進んでいたのであります。
GWに入る前から町中縄飾りが施され、ああ、もうすぐ神田祭なんだな、と気が付いてはいたものの、今年はいつになく仰々しい。何やら規模が違います。
神田祭は隔年で行われていますが、前々回の平成23年は東日本大震災があった年だったので見送りとなりました。既に準備されていたガイドブックのみ販売されることになり、売り上げを義援金にしたそうです。
さて、今年の神田祭。どうしていつもより派手なの?? 丸の内に遅れをとっていた日本橋の再開発が進み、ぐっと賑わってきたから? 三菱地所に負けてはならじ、と三井不動産、住友不動産が巨額のスポンサー費用を出したのか?? と、勝手な想像をしておりましたが、実は、神田明神ご遷座400年、という節目だそうです。もちろんスポンサー説もかなり信憑性はありますが…。ちなみに神田明神の氏子範囲は以下の通り。三菱地所様の丸の内も入っています。
https://www.google.com/maps/d/viewer?mid=zTA6ADJzwj0I.kRhc6ufhd09Y
明神様のHPによりますと、
神田明神はかつて大手町・将門塚周辺に祀られていました。それが今から400年前の元和3年(1616)に徳川幕府による江戸城拡大計画により現在の地・外神田へ遷座しました。
とのこと。それから400年、ということですね。
残念ながら祭のハイライトは週末ですので、平日の日中に会社の窓から首を伸ばしてもなーんにも見られませんが、弊社の近くの旧今川中学校がそのまま千代田区の施設になっており、会社帰りに通りがかると、法被姿の旦那衆が集まり神輿の準備。これもまたなかなかオツなものです。
神酒所になっている旧今川中学校
旧今川中学校 グラウンド側
氏子町会神輿神霊入れの日の夕暮
神田祭メイン神事の神幸祭、神輿宮入は5/9(土)、5/10(日)で終わりましたが、明神能「幽玄の花」と例大祭は今週です。平日ですが、ご都合が合えば明神様を訪れてみてはいかがでしょうか。
詳しくは神田明神 神田祭特設サイトへ
http://www.kandamyoujin.or.jp/kandamatsuri/
余談ですが、京都出身、関西弁バリバリの芸人、宮川大輔さん。実は母方のご先祖様が神田明神の鉄製天水桶を作った職人さんだったのです。
http://www.kandamyoujin.or.jp/info/keidai/detail.html?kid=28
この桶の裏に「永瀬源七」なる人物の名前が入っています。この鋳物職人さんが宮川大輔さんのひいひいひいおじいさん(だったと思う)です。「お祭り男」として「祭」の法被を着て世界のお祭りを飛び回っているのも、こんなルーツがあったから? とご本人も驚いていました。
これはNHKの「ファミリーヒストリー」(http://www4.nhk.or.jp/famihis/)という番組で取り上げられていたのですが、機会があればご覧ください。NHKオンデマンドでは配信されていないようですが、どこかに動画がアップされているかも…。
ちなみに個人的なおすすめは、浅野忠信さんの回です。まるで映画のような感動のラストです!