Altiris Deployment SolutionのTokenで簡単アンセット管理

Altiris Deployment Solution 6.9は管理対象コンピュータの様々なインベントリ情報を収集しています。コンピュータ名、IPアドレス、搭載されているCPU、メモリ容量などです。しかし、Deployment Solutionはイメージ展開機能が主ですので、なかなか収集したインベントリを活用できていません。しかし、ちょっとした工夫で簡単なアセット管理も行えます。

簡単アセット管理を行う工夫として利用するのはDeployment Solutionで利用できるTokenです。Tokenとは一般的にはプログラム中の単語(型、識別子、記号等)を指しています。しかし、Deployment SolutionでのTokenはDeployment Solutionが利用しているデータベースに格納されているデータを利用できる環境変数の事です。事前に用意されているのはSystem Tokenと呼ばれ、使用できる物は「What are the System Tokens for Deployment Solution」で説明されています。

実際にはSystem Tokenで収集されているインベントリをDeployment Solutionでの管理対象マシンに対してスクリプトを実行する事でテキストファイルに一覧としてまとめます。今回は以下の項目を一覧にします。

DS内部ID コンピュータ名 IPアドレス CPUタイプ OS

動作させるスクリプトは一覧にしたい項目のTokenからテンポラリの環境変数へ格納し、揃ったところでテキストへ書き出します。一度にたくさんの管理対象コンピュータの情報を収集すると、テキストファイルに書き込まれるタイミングで内容がメチャクチャになってしまいますので、「ひとつのジョブを決められた台数毎に時間差で実行する方法」を参考にして1分間隔で1台づつスクリプトのジョブを実行させます。

それでは実際にジョブを作成します。

  1. DSコンソールで[ファイル>新規>ジョブ]を選択し新しいジョブを作成します。名称は適当に変数してください。
  2. 作成したジョブに[スクリプトの実行]タスクを追加します。
  3. 追加した[スクリプトの実行]タスクの設定はスクリーンショットのようにします。
  4. exscript1 exscript2

  5. 設定が終了したら[完了]し、DSコンソールに登録されているマシンへ1分間隔で1台つづ実行します。

すべての管理対象コンピュータでジョブが終了するとサーバーのC:\にAssetData.txt が出来ているはずです。中身はスペースで区切られたDS内部ID、コンピュータ名、IPアドレス、CPUタイプ、OSとなっているはずです。このファイルをExcelやデータベースへインポートしてアセット管理のデータとして活用できます。

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申し訳ありませんが、ブログ内容についての技術的お問い合わせは行っておりません。
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