キッティング作業に最適なデバイスを発見!

いつも、パソコンのキッティングに Actiphy Rapid Deploy をご使用いただき、誠にありがとうございます。

日々の営業活動では、お客様先にてキッティングの勉強会を行いますが、その際、SONY製のUSBメモリを愛用していましたが、販売終了となり、その後は IOデータ社製のUSBを使用していました。
こちらのIOデータ製 EU3-ST/Rシリーズは、価格面も速度面もバランスの良い製品で、Actiphy Rapid Deploy の製品ページでも紹介しています。
Actiphy Rapid Deploy推奨USBメモリ:IOデータ製 EU3-ST/Rシリーズ

今回ご紹介しますのは、あくまで個人的に使用した際のレビューとなります。
製品はこちら、エレコム社のUSBメモリ風のSSDです。


個人的にパソコンのキッティングに向いていると思った点は、
・USB Type-A、Typer-C両方に対応している
・大容量 250GB
・価格は9千円台でした(SONYのメタルモデルの64GBと同等の価格)
・高速(バックアップも)

下図のように横にスライドを動かすだけで、切り替えができます。


イメージサイズ:12.76GB
バックアップ:1分27秒
デプロイ:40秒

時間が無くて、出来るだけ高速に作業したい、マスターの数が多いので、少しでも早くマスターをバックアップしたい方にお勧めです。

その他、SanDisk社ExtremeシリーズのSSDも非常に早いですが、さらに大容量で価格が高めですので、こちらは ActiveImage Protector 2022 のバックアップ用として最適です。

皆様のお気に入りのデバイスを見つける際の参考になれば幸いです。

*使用されるパソコンとUSB SSDのコンパチブルテストは、ご自身でご確認の上、行ってください。

By Sato

BitLockerを有効にした環境での運用上の注意点

BitLockerを有効にした環境での運用上の注意点です。
以降、起動環境の表記は下記と定義します。
・WinPE/WinRE    … Windows PEまたはREベースの起動環境
・AIPBE                 … Linuxベースの起動環境

弊社製品のBitLockerのバックアップにおける注意点は、下記のナレッジに掲載しています。
BitLocker-のバックアップについて

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Actiphy Rapid DeployのクライアントPCのネットワークブート(iPXEブート)のメリット

先日リリースしたActiphy Rapid Deployの拡張機能として、デプロイ対象のクライアントPCの起動方法にネットワークブートが追加されました。これにより、クライアントPCを起動させるための起動メディアの用意や、デプロイ作業の際に起動メディアをセットして起動する作業が不要になり、更にキッティング作業を効率化することができます。

ネットワークブートの仕組みとして、PXE(Preboot Execution Environment:ピクシー)ブートはご存じの方も多いかと思いますが、ネットワークカードに標準で搭載されているPXEファームウェアを使用してクライアントPCを起動させる方法です。

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ActiveImage Protectorの起動環境へのIntel VMDドライバーの組み込み(後編)

前編はこちら

適合性を確認したら「Actiphy Boot Environment Builder」から、Intel VMDドライバーを組み込んだWindows PE(ここでは、Windows 11 バージョン22H2 ビルド 10.0.22621を使用)ベースの起動環境を作成します。

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ActiveImage Protectorの起動環境へのIntel VMDドライバーの組み込み(前編)

ActiveImage Protectorの起動環境から起動した際に、Intel VMD(Intel Volume Managemnt Device)が有効な環境において、NVMe SSDが認識できないことがあります。この場合の対策としては、BIOSの設定でIntel VMDを無効にするか、Intel VMDのドライバーを手動で起動環境に組み込む必要があります。

ここでは、ActiveImage ProtectorのWindows PEベースの起動環境へIntel VMDドライバーの組み込み手順を紹介します。

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システム要件を満たさないメモリ割り当ての起動環境で復元できない BE Linux編

前回の「システム要件を満たさないメモリ割り当ての起動環境で復元がエラーになった話」では、Windowsベースの起動環境 (WinPE/RE)で調査を行いましたが、Linuxベースの起動環境についても調査しました。

結論としてエラーにはなりませんでしたが、タスク処理が停止し続け終わらず、サポート情報なども取得できない状況に陥り、復元ができない状況となりました。

システム要件
Actiphy Boot Environment (Linux)
メイン メモリ:2GB以上

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システム要件を満たさないメモリ割り当ての起動環境で復元がエラーになった話

先日、お客様からの問い合わせで、バックアップは全く問題は無いが、Windowsベースの起動環境で起動し復元すると必ずエラーになる、という問い合わせがありました。

復元のログは、必ず下記で停止していました。

06/26/2024 07:57:06.489 Pipeline end, exit code: 0
06/26/2024 07:57:06.490 Restore volume 0 done
06/26/2024 07:57:06.494 Pipeline start
06/26/2024 07:57:06.495 OOOW: Yes
→ログの停止

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AlmaLinuxをAWSへ移行してみた(2)

今回は移行先インスタンス自体の作成についてです。

インスタンス作成時のデフォルトのインスタンスタイプである「t2.xxxxx」は、legacy-biosのインスタンスとなるため、UEFIのマシンを移行した場合、システム側のBIOS変換が必要となります。

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AlmaLinuxをAWSへ移行してみた(1)

オンプレミスの仮想環境上に構築したUEFIブートのAlmaLinuxを、AWSへ移行(V2C)してみました。

注意点として、9.x系についてはAWS上で詳細バージョンが指定できないことで、カーネルバージョンが5.14.0-427.20.1.el9_4.x86_64となっており、2024年6月現在のActiveImage Protector 2022 Linuxでは正式サポートしていません。

そのため、今回の移行は8.xベースで試しています。

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