狩猟民族の血筋

夏の風物詩と聞いて皆さんが思い浮かべるものは何でしょうか。
わたくし個人的には昆虫採取を挙げたいと思います。もちろんお目当ては昆虫の王様と言われるカブトムシやクワガタムシといった甲虫の類。
自宅から少し離れた里山に樹液が染み出ているクヌギやコナラ、シラカシが数本あり、それを目当てに飛来してくる甲虫を手軽に捕まえることができるのです。
里山だけでは飽き足らず他の採取ポイントも複数探し当てました。雑木林が近くにあるコンビニの灯りに集まることもありますが、樹液が出ている場所を見つけるか「バナナトラップ」を仕掛けた方が出会う確率は高くなりますね。
捕まえるまでの過程を楽しむだけで、ブリーダーを目指している訳では無い事を付け加えておきます。

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蒸し暑い日が続くと夏休み限定で甲虫好きになる小学生の息子に甲虫採取へ誘われる機会が増えます。週末は早朝、平日は仕事から帰った夜に赴くことも多々。
聞くところによると近所の友達と捕まえた甲虫の大きさを比べたり交換しているとの事。公園で携帯型のゲームをするよりは健康的ですね。

そんな我が家には甲虫採取におけるルールが3つあります。1.大きな個体のみ捕まえる。2.飼育は数日の間だけ。3.元気なうちに雑木林に戻す。というものです。
乱獲してしまうと来年に繋がらなくなってしまうので。
本当は天然物のオオクワガタやヒラタクワガタを捕まえたいのですが、千葉の片田舎ではこれらの個体数が非常に少ないことからノコギリクワガタやコクワガタばかり。
それでも見つけた時はテンションアップ!

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注意すべき点としては樹液目当てに毒を持つ危険な昆虫や節足動物も集まるため、軽装では臨まないことでしょうか。
場所によっては細長い爬虫類に出会うことも。万が一、襲われて刺されたり咬まれたりしたら大変な事になるので。。

夏限定の狩りは息子の興味が薄まるまで、あと数年は続きそうです、はい。