上州愛とかるたへの想い

母に誘われ伊香保温泉に行きました。ついて行くだけの私は、場所も知らずに車に乗りました。あっという間に到着。群馬にあるのですね。草津だけかと思いきや、群馬にはたくさん温泉があるそうです。草津や伊香保、だけではありません。群馬県は内陸部、海が無くて、休暇に出かけるのにはちょっとね、つまらないと思いこんできた私。群馬県の方、ごめんなさい。素晴らしい温泉宿の街と地元の方々とのあたたかいふれあい旅でした。次は水上温泉行きますよ。 

群馬は内閣総理大臣の出身地、偉人が多い、それは知ってました。中曽根さん、福田さん、小渕さん、と、かたい話は置いといて。
身近な有名人、ぐんまちゃん。歌舞伎座の近くで時々いて、観光客に取り囲まれています。人気者なのでしょうか。(写真は東銀座のぐんまちゃん家にて)せんとくん(奈良県)よりも集客力があるようです。(奈良県さんごめんなさい) 

gunmachanHi

群れなす馬と書くからには、たくさん馬がいるのでしょうか。群馬という県名の由来ははっきりしないそうです。馬の牧場があったのでしょうか。ご存じの方、いらしたら教えてください。
群馬には世界遺産の富岡製糸場があり、たくさんの人が訪れているそうですが、群馬にはまだまだ魅力のある場所がありそうです。 

ところで、テレビでも聞いたことがない、私にとっては衝撃的な群馬の文化がありました。
上毛かるたです。
上毛かるたは1947年(意外に新しい)に作られた群馬のかるただそうです(ウィキペディア)。私はこのことを社内の方から聞きましたが、驚くことに、彼はそのかるたの読み札の多くを記憶していました。全部なのかもしれません。

上毛かるたには、群馬のこと、人物、地理などが読まれています。

す『裾野は長し赤城山』

え『縁起だるまの少林山』

こ『紅葉に映える妙義山』

く『草津よいとこ薬の温泉』

れ『歴史に名高い新田義貞』

め『銘仙織り出す伊勢崎市』

ストレートに郷土を学習出来たり、短く地元をピーアールしたり、この素晴らしさ、文句なし、まさしくイイね、です。 私は、『つる舞う形の群馬県』が大好きです。なるほど、群馬県を地図で見ると、つるが飛んでいるように見えるではありませんか。もともと、かるたという文化にはそういう素質があったのかもしれません。多くはことわざが使われているようです。

家に帰り物置から古いかるたを取り出してみました。
かるたの収まった箱には『上方いろはかるた』と書かれています。(関西地区限定?)かるたにも地域仕様があるのかもしれません。
読み札には『餅は餅屋』とか『雀百まで踊り忘れず』というのがありました。『猫に小判』の絵札はやけに汚れて文字が読めなくなりかけてました。
猫好きの誰かが汚したのかもしれません。

上毛かるたのような地域性(京都)は感じられませんでした。ことわざですね。
このかるたは、私が子供の頃から存在していて、実際には今でも毎年お正月に家族で遊んでいるのに、なんとなく「何が言いたいの?」と思ったり、間違った意味にとらえたりしていました。
猫に小判とは、どういう意味だったでしょうか。家族や親せきに聞いてみましょう。次のお正月、家族が集まるのが楽しみです。 

上毛かるたの作者さんのように、地元かるたでもいいし、家族かるたでもいい。何か身近に読めるできごとでかるたを自作してみるのも楽しいかもしれません。我が家で作ってみました。いかがでしょうか。

あ『秋葉原、秋はバラと書いた姉』

す『スカイカツリー、すいかツリーと読み違い』

に『日本橋、大阪やったらニッポンバシ』

ひ『標準語、電話切ったら関西弁』