青森ねぶた祭り 威風堂々、ラッセラー・・・

ActiveImage Protectorの青森のアライアンスパートナー、株式会社ビジネスサービス(KBS)さんがねぶた祭りの時期にあわせてビジネスミーティングを開催されまして、弊社社長が伺ってまいりました~。生まれてはじめてのねぶた、心躍らせて青森へ。

nbt-001ねぶたに詳しいねぶた博士もいらっしゃるKBSさん、懇親会が終わるころにはいつの間にかみなさん衣装もすっかりチェンジ。ハネト(跳人)といいまして、ねぶたにあわせて跳ねながら踊るひとです。浴衣の裾をたくし上げて、腰巻をつけています。参加型のねぶたまつりは、フェスティバルではなくてカーニバルなのだと教えていただきました。
ちなみに、名前の由来をねぶた博士に伺ったところ、「眠い」ことを方言でねぶたいというそうで、眠気を払うためのねむりながしの風習からきているようです。

迫力満点の極彩色のねぶたはポスターなどでも目にしていたけれど、平面の絵柄を見慣れていたせいか、いまひとつ全貌がつかめていませんでした。実際はもちろん平面ではなく、骨組みのうえに和紙を貼って色づけしてあるひとがたの灯篭、なかに電気で灯りを入れているのです。

祭りは毎年6日間開催されますが、たとえ雨が降っても大きなビニールをかけて運行するので、これまで雨のため中止になったことはないとか。意気込みが伝わってきます。

nbt-002 夕闇が迫るなか、会議室から見下ろす新町通りに、灯りのついたねぶたがスタート地点へ移動していくのが見えます。
   
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暗闇の中、お囃子の音とともに、まばゆいばかりの金剛力士像が揺られて近づいてきます。
   
nbt-004 大型ねぶたのデザインは、歴史的な物語を題材にしたものが多いです。歌舞伎や中国の軍事物をテーマに、勇壮華麗にアレンジしてあります。
   
nbt-005 独特の音の世界。地面にひびく勇壮な大太鼓、賑やかな笛や手振りカネのお囃子の音楽が近づいたり離れたり、呼び声が「ラッセーラー、ラッセーラー」、応えて「ラッセ、ラッセ、ラッセラー」と掛け合う声が響き渡ります。
   
nbt-006 威風堂々、桑弧蓬矢・・・源為朝、痘鬼神を退くの図です。勇ましくも美しいねぶたが目の前を踊ります。
   
nbt-007 祭りの雰囲気に誘われて、弊社社長もハネトにまざって踊りだしました。
   
nbt-008 「義経北行伝説 龍馬渡海」まだまだたくさん、豪勢なねぶたが、お囃子の音とともに目の前を過ぎていきます。
   
nbt-009 重い大型ねぶたを右に左に自在にあやつる曳き手さんたち。発電機を積んだ大きな屋台の上にねぶたが載っています。
   
nbt-010 宿泊予約の労をとっていただいたり、特等観覧席をご用意いただいたりと、KBS様にはいろいろとお世話になりました。一生心に残る思い出となりました。ありがとうございました。
   
nbt-011 翌日は、港側にあるねぶた小屋を見に行きました。大型ねぶたが、ねぶた小屋の中にずらりと並んで出陣を待っています。小屋は20個以上ありまして、ひとつあたり間口12メートル、奥行き12メートル、高さ7メートルくらいあります。
   
nbt-012 こちらのねぶたは仏教の聖者、羅漢さま。巨大地震、台風や大洪水などの大災害にあえぎ苦しむときには、禽獣と共に神通力を振るって人々の難儀を救うということです。
   
nbt-013 西日を受けつつ、ねぶた小屋から出陣していきます。羅漢さまの後方には虎が吼えていました。
   
nbt-014 夕方の出陣。主要道路は車両通行禁止です。こちらの題材は聖徳太子と酔胡王。国境を越えた国際的な交流への感謝と喜びを表したものとあります。
   
nbt-015 ねぶたは毎年ほとんど1年かけて作るそうです。角材で支柱をつくり針金で骨組み。内側には電球や蛍光灯を取り付けてあり、電源は発電機を使います。昔はろうそくを使っていたそうです。和紙を貼って蝋でもようをつけ、顔料で色づけしています。
   
nbt-016 有名な日本の火祭りのひとつ、ねぶた。まだごらんになったことがない方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度ごらんになってください