AIPBE ひっそりUpdateされています。

ActiveImage Protectorをご愛用の皆さま、お世話になっております。
2021年3月にリリースされています、ActiveImage Protector専用リカバリー環境「AIP2018 Update 8(Ver5.1.11.6632)」、通称 AIPBEがひっそりとUpdateされています。

現在のメディアキットに収録されている物は、2021年3月リリースのAIPBEですが、本年6月、バージョン自体は同一ですが、一部設定の見直しを行ったものをご用意しております。

こちらのビルドの入手につきましては、大変お手数ですが、アクティファイ営業本部まで電話:03-5256-0877、またはEメール sales@actiphy.com にてご連絡いただければ幸いです。
年間サポートサービス期間内のお客様に無償でご案内させていただきます。

今回の変更点ですが、2点ございます。

-1- Samba4.12にアップグレードしました。
SMBはServer Message Blockの略で、マイクロソフト社独自の通信プロトコルです。
意外と歴史があり、(10年ひと昔と考えた場合)CIFS(Windows共有フォルダ)へのアクセスに使用されます。

簡単なSMBとOSの実装状況は次の通りです。

3月にSamba3.5からSamba4.12に既にアップグレードしていたのですが、SMB1に非対応だったため、今回改めてアップグレードを行いました。
このアップグレードによりWin2000~Win2008の非対応だった部分が改善され、晴れてWin2000~Win2019まで幅広く対応となりました。(上図青色はSamba4.12対応範囲です)

-2- タイムゾーンの自動設定に問題があり、修正されています。
これはUTC設定の問題です。日本時間ではUTC+9でないと日本標準のJSTとなりません。
実際に起動媒体で起動して、復元する際に選択するバックアップファイルの作成時刻のタイムスタンプに影響しますので、きっちり日本時間で復元選択されたい方は是非お気軽にお問合せいただければ幸いです。

また、上記は ActiveImage Protector標準のLinuxベースの起動環境のみの話となり、Windows系での利用の多いお客様がADKを実装して作成されるWinPEベースの起動メディアの場合は関係ございません。
皆様のご利用に合わせて、選択いただければ幸いです。

最後に、現在次期 ActiveImage Protector の開発真っ最中です。
今後、ブログでリーク情報も配信予定ですので、是非ご期待ください。

By Sales Sato