ActiveImage Protector のコマンドライン機能
ActiveImage Protector(以下AIP)にはWindows版、Linux版両方にコマンドライン版が用意されています。
インストールフォルダを見るとaipcontrol.exe(Windows 版の場合)というファイルがあります。これがコマンドライン版の実行ファイルです。
コマンドプロンプトを起動して、aipcontrol を実行すると
C:\Program Files\ActiveImage Protector Desktop>aipcontrol
ActiveImage Protector Control [Version 3.5.1.980]
..........
"help" を入力するとコマンドの一覧を参照することができます。終了するには "exit" を入力します
>
とコマンド入力待ちになります。この状態は対話型でAIPの機能を使うことができます。
ここで help と入力すると、コマンドのリストが表示されますのでバックスクロール 等で確認してください。
また、コマンドライン上で直接 aipcontrol help と入力しても同じ内容のヘルプが表示されます。
aipcontrol では、GUI版のAIPで行えるほとんどのことができます。
AIPは、サービスとして動作している “aipservice” がGUIやCLI(今回のaipcontrol)とやり取りを行なって機能を実現しています。GUIも各々の機能を、個別のコマンドに分解してサービスに送っていますので、当然CLIでも同様の機能を実行できるわけです。プロファイルの作成、スケジュールの作成、バックアップの作成の他、イメージファイルの操作であるコンソリデーション等も行うことができます。
たとえば、コンソリデーションは以下のような指定になります。
このCLIを使用することでAIP単体だけでは実現が難しいタスクを、他のツールやコマンドファイル、シェルスクリプトの制御構造を利用して実現できます。たとえばバックアップのファイルスタンプをみてコンソリデーションを行なってその結果を外部のストレージに転送、といったことや、自社の管理コンソールと合わせて組み込みコマンドのようにAIPのバックアップを使用することができます。
GUIと違ってコマンド指定を全て行う必要があるので敷居は決して低くはないですが、使えると応用範囲が広がります。