ActiveImage Protector 3.5 SP6
ActiveImage Protector 3.5 SP6をリリースしました。
SP6での変更点の詳しい内容はリリースノートをご覧ください。
主な新機能は
- クラウドストレージ対応の強化
- イメージエクスプローラー機能搭載
- タスクをWindowsイベント ログに記録
になります。
クラウドストレージ対応の強化
ActiveImageには災害時を想定して、データを遠隔地へ保存できるレプリケーション(複製)機能があります。バックアップイメージファイルを別の場所にコピーしておくことで通常の保存先が壊れても、バックアップのバックアップから復元が可能になります。コピー先としてNASやFTP,WebDAV,Amazon S3が使用できていました。SP6ではS3互換のクラウドストレージにも保存が可能になりました。ニフティクラウド、CloudianといったAmazon S3互換のクラウドストレージにレプリケーションできます。また、FTPへの転送速度も向上(当社比で3倍)しましたので、更に実用的で使い易くなりました。
イメージエクスプローラー機能搭載
ImageExplorerは、イメージファイルの閲覧をWindows エクスプローラーと統合する新機能です。Windowsのエクスプローラー上でZipファイルをダブルクリックするとZipファイルがフォルダのようにシームレスにエクスプローラーで表示されますが、それと同じようにAIPのイメージファイルをダブルクリックするとひとつのフォルダのようにWindowsエクスプローラーで表示できます。表示しているフォルダ、ファイルはドラッグアンドドロップして取り出すことができます。いままではイメージファイル内のフォルダやファイルを取り出すためには一度マウントしてからマウントしたドライブを開いて、コピーなどをおこなう必要がありました。イメージエクスプローラーからファイルをクリックしてプログラムを開く機能や変更を差分として保存する機能はまだありませんので、そういった場合は従来どおりマウントを使用してください。
タスクをWindowsイベント ログに記録
全てのタスクが Windows イベント ログに記録されるようになりました。これによりレプリケーションタスクなどバックアップ以外のタスクで発生した成功、失敗イベントを取得して適切なワークフローを実現できます。
もうひとつ、イメージフォーマット(208)に変更しました。という記述がリリースノートにあります。これは、実はvStandby Enterprise(開発中)からイメージファイルを扱えるようにするためにのアップデートです。vStandby EnterpriseはAIPのイメージを使って動くようになる予定です。
AIPは今も進化し続けています。SPの度により使いやすく、より安定した製品になっていますので、これからもご期待ください。