ActiveImage Protector 4 SP1をリリース
ActiveImage Protector 4 SP1 をリリースしました。
企業向けの2016 R2とコードベースが同一のパーソナル向けバージョンです。
機能の違いは、リモートエージェント管理コンソール、プッシュインストール、アドバンスド仮想変換といった管理向けの機能がありません。また、バージョン4に搭載している機能としては、サーバー版ではImageCenterに機能を移譲したレプリケーション機能が入っています。
主な更新としては以下のものがあります。
Windows 10 Anniversary Update に対応
- Windows 10 AUからカーネルドライバを新規インストールする際のコード署名の方法が変わったことに対する対応です。
- また、Windows 10 Anniversary Update へアップデート/アップグレードする際は必ず本製品を一度アンインストールしていただき、処理終了後に再インストールしてください。
バックアップ機能を拡張
- 保有ポリシーによる旧世代削除のタイミングを指定することができるようになりました。
この機能は、たとえば保存先をUSBディスクなど容量が大きくないディスクを指定した場合に使います。通常は世代管理を導入している場合、管理世代数として指定している数 +1 世代分の容量が必要になります。これは、安全のため最新のバックアップの作成が成功してから、一番古い世代を削除するようになっています。
しかし、容量が少ないディスクの場合、バックアップ時に容量が足りなくなることがあります。そのため、バックアップ前に一番最初の世代を削除するように指定しておけば容量不足を回避することができます。 - スクリプトを実行する場合、バックアップ種別(ベース/増分)により実行可否を指定することができるようになりました。
ベース時、増分時のスクリプトを各々設定できるのでバックアップ初回であるベース作成時のみの処理を別途記述することができます。 - スケジュール バックアップの開始時刻にシステムがシャットダウン状態などでスキップされた場合、オプションによりシステム再起動後に実行することができるようになりました。
- ウィザードの確認画面に、作成されるベース イメージ ファイルの概算サイズが表示されるようになりました。
復元機能の拡張
- ボリューム単位で復元する場合、オリジナル サイズから縮小して復元することができるようになりました。
少しだけ小さいディスクなどに復元する場合に便利な機能です。
メール通知機能の拡張
- タスクのサマリー メールを送付することができるようになりました
日単位、週単位、月単位でタスクの成功失敗状況を把握できます。
USBスマート検出機能
一つのバックアップ スケジュールに 複数の USB デバイスを保存先として登録
- USBディスクへのスケジュールバックアップを行っている場合、バックアップ実行時間に USB デバイスが接続されていない場合は一旦エラーで終了します。保存先 USB デバイスが接続されると、タスクをすぐに実行するかの確認メッセージが表示されます。
- 設定した保存先と同じドライブ レターが割り当てられた別の USB デバイスが接続された場合、接続された別のUSBディスクを保存先として今後も使用するかどうかを選択できます。
光学メディアのサポート
- CD/DVDに分割して収録されたイメージの操作が可能になりました。
ActiveImage Protector 4 としては初めてのアップデートですが、同じコードベースの2016の変更や修正を取り込んでいるため大型のアップデートになりました。