Wasabiテクノロジーアライアンスパートナーに
この度、弊社はWasabi Technologies(Wasabi)社のWasabiテクノロジーアライアンスパートナーになりました。
今後、両社の専門知識・技術を活かしたより良いサービスをお客様にご提供いたします。
Wasabi社は、米国を拠点とするオブジェクトストレージサービスプロバイダーです。Wasabi Hotクラウドストレージと呼ばれる大容量かつ低価格で使えるクラウドストレージサービスを提供しています。
そして、最も注目されるのは、データ転送料が発生しないということです。Amazon S3であれば転送量に対する課金が発生しますが、Amazon S3互換のWasabiでは転送量に対しての課金が発生しません。つまりいくらデータをダウンロードしても追加料金が発生しないということです。
Wasabi社の公式サイトにActiphy&Wasabiのソリューション概要が掲載されています。英語ではありますが、興味がある方はぜひご覧いただければ幸いです。
Wasabiは現在、国内では東京と大阪のリージョンに対応しております。
● 東京リージョン: ap-northeast-1
● 大阪リージョン: ap-northeast-2
本ブログでは、ActiveImage Protector 2022(AIP 2022)の最新版(製品バージョン:6.5.0.7616;エージェント/コンソールバージョン:6.5.1.7720)を使用し、Wasabiクラウドストレージへのバックアップ手順を簡潔にまとめてご紹介します。バックアップソリューションを検討している方はぜひ活用してみてください。
1.Wasabi Hot Cloud Storage試用版の申込み
Wasabi社公式サイトで申込みフォームに情報を記入して送信すると、Wasabi Supportからのメールが届きます。
2.Wasabi Hot Cloud Storageのアカウントの作成
メール本文の「Create Account」ボタンをクリックし、Wasabi Hot Cloud Storageのアカウントを作成します。パスワードを設定してから、サインアップします。
3.Wasabi Hot Cloud Storageのバケットとアクセスキーの作成
「バケット」をクリックし、バケットを作成します。バケット名は、小文字または数字で始める必要があるので、ご注意ください。バケット名は「aip-backup-test」としました。
バケットを作るときにリージョンの選択が必要です。ここでは東京リージョン「ap-northeast-1」を選択しました。あとはデフォルトのままウィザードを進めましょう。
バケットの下に、フォルダを作成することも可能です。ここでは、「test01」のフォルダを作成しました。
次は、「アクセスキー」を選択、新しいアクセスキーを作成します。ここで表示されている「アクセスキー」と「秘密鍵」をメモしておきましょう。
4. ActiveImage Protector 2022でバックアップ対象を選択して、[次へ]をクリックします。
5. 「フォルダを選択…」をクリックし、Wasabiストレージを入力した後、[接続]をクリックします。
プロトコルをWasabiに指定し、取得したWasabi Hot Cloud Storageの「アクセスキー」と「秘密鍵」を入力します。
6. バックアップ保存フォルダを指定し、 [フォルダを選択]をクリックします。
7. 表示されている保存先を確認し、[次へ]をクリックします。
8. タスクタイプを選択し、 [OK]をクリックします。
今回は、「ワンタイム バックアップ」を選択します。
9. 設定した項目を確認後、[完了]をクリックします。
10. ポップアップを確認し、[OK]をクリックします。
ActiveImage Protectorのダッシュボードから、バックアップタスクのステータスを確認することができます。
11. タスク終了後、[イメージ管理]>「フォルダを選択…」をクリックし、指定したWasabiストレージの保存フォルダにアクセスし、バックアップ対象のコンピューター情報を確認することができます。
12.ウェブからも指定したWasabiストレージの保存フォルダにアクセスして、バックアップイメージが保存されていることを確認することができます。バックアップイメージのセキュリティを一層強化するため、バックアップイメージのファイル名がUUIDで表示されます。
また、二次保存先として、ActiveImage Protectorのスケジュールポストバックアップのレプリケーション機能でバックアップを指定するWasabiストレージにレプリケーションすることできます。
災害に備えて、普段できることからぜひ試してみてください。
ご不明な点がございましたら、問い合わせフォームよりご連絡ください。
(2022/8/4更新:7/28公開の アップデートパッチ(パッチバージョン:22.07.26.03)により、既定のバックアップ保存先として Wasabi が選択可能となりました。詳細はこちら)
By Sales YBS