iSCSIターゲット作成(CentOS 7.6)
検証環境を作るにあたりiSCSIターゲットが必要になったので、CentOS 7.6 で
作成した際の手順を1つの例としてご紹介します。
単純にiSCSI ターゲットが欲しかっただけなので、CentOS は最小構成の不要な
ものをそぎ落とした状態でインストールしています。
OS起動後、まずyumコマンドで「targetcli」をインストールします。

iSCSIターゲットのサービスを自動起動する設定を行います。

サービスを起動します。

ブロックデバイスとして任意の名前でボリュームなどを登録します。
今回は/dev/sdbをlun0として登録します。
なお、引数無しで対話的な設定をすることも可能です。

iSCSIターゲットの任意のIQNを設定します。
「iqn.年-月.順序を逆にしたドメイン名:任意の名前」のような感じで設定しています。

作成したIQNとブロックデバイスを紐づけます。

ACL(アクセス制御リスト)を設定します。
今回はWindows ServerのiSCSIイニシエーターに接続したいので、そのイニシエーター名をあらかじめ確認しておき、設定しています。

設定内容を保存します。

ファイアウォールでiSCSIターゲットサービスを許可します。

再読み込みさせ、設定を反映します。

あとはこのターゲットに接続するだけです。

CentOSでの iSCSI ターゲット作成は一見難しそうですが、単純にコマンドを打つだけと捉えれば意外と簡単にできます。
ぜひお試しください。
SY