先月2月17日に、NEC社主催の「CLUSTERPRO FORUM」がオンライン形式で行われ、総勢102名（41社）のCLUSTERPROのパートナー様が参加されました。

今回、登壇の機会をいただきまして「クラスタ－環境におけるバックアップの必要性」と題して、3月1日にリリースしたCLUSTERPRO（Windows版）用の新バージョンActiveImage Protector 2022の製品説明を行いましたので、ご紹介いたします。NEC様には、このような貴重な機会をいただきましたことに、改めて感謝いたします。

●講演内容
『クラスタ－環境におけるバックアップの必要性 – 新バージョンActiveImage Protector 2022 のご紹介 –』

・収録動画：https://youtu.be/piVQ0XPZ65k

今回の講演のアジェンダです。

バックアップは復旧作業の最後の砦となりますので、クラスタシステムにおいてもデータはきっちり定期的にバックアップしておくことが重要です。

冗長化されたクラスタシステムにおいても、データ領域だけでなくシステム領域のバックアップも重要です。システムの再構築には、多くの工数と時間が必要になるからです。

CLUSTERPRO のミラーディスク型構成における、ActiveImage Protectorのバックアップ動作です。CLUSTERPROの両ノードのシステム領域とデータ領域を丸ごと保護することが可能です。

CLUSTERPRO用の新バージョンActiveImage Protector 2022を3月1日にリリースしました。

ActiveImage Protector 2022バックアップ保存先として、S3互換のオブジェクトストレージやLTO、SFTPに対応しました。更にシステム構成や利用目的に応じてバックアップ保存先を柔軟に選択することが可能になりました。

CLUSTERPROとActiveImage Protectorの組み合わせにより、システム障害に対してより強固な耐障害性を実現することが可能です。

最後に、企業規模に関わらず企業活動はコンピューター上で稼働する業務システムに依存していると言っても過言ではありません。現実的には、システム障害の対策として限られた予算の中でどのように、どこまでやったらいいのか課題があるかと思います。あらゆる対策を施したとしてもシステム障害から復旧するための最後の砦はバックアップです、バックアップデータがあればバックアップ時点に復旧することができます。このため、定期的なバックアップはシステム運用管理として重要であると考えます。

By Oki