for Hyper-VがVirtualに統合された話

今期早くも終盤となり、1年経つのが異常に早く感じます。
営業としては、リアルな展示会が0で、お客様を訪問出来た期間が延べ3週間程度という状況で、ActiveImage Protector 2022がリリースされても販促ができないため、色々とご説明不足が多くご不便をおかけしております。

そのような中、ActiveImage Protector 2018 for Hyper-V が来月2022年4月末で販売終了となり、実質 ActiveImage Protector 2022 Virtualに統合される形となります。では気になる部分として、運用が変わるのか?という疑問が出てくると思いますが結論からご説明すると、運用を変更せずに運用する事も、変更して運用する事も出来ますので、運用方法の幅が広がったと考えて頂ければ幸いです。

ActiveImage Protector 2018におけるHyper-V環境の運用方法

ActiveImage Protectorは、Hyper-Vのホストにインストールを行い、ホストを丸ごとバックアップを行う事により、HyperVisor 本体と実装されている仮想ゲストマシン一括でバックアップします。復元の際は、ReZoomまたはReZom It!の機能を使用して仮想ゲストマシン毎に復元、またはHyperVisorを丸ごと復元して復旧します。

ActiveImage Protector 2022 Virtual の運用方法

国内のユーザー様で多いのは、上記のように仮想ゲストマシンにインストールして個別にバックアップを行う方法です。ESXiなどの場合には現在、この方法が主流となります。冗長化している場合でも、追従する必要もなくバックアップ運用が継続できるというメリットもあります。

またHyper-V環境で使用される場合には、HyperVisor自体のバックアップを頻繁に行う必要がない場合、ActiveImage Protectorの起動媒体を作成して、コールドバックアップでたまにバックアップを取得しておくケースもあるかと思います。後はHyperVisorにもインストールを行い定期的にバックアップ運用される場合もあります。

また、ActiveImage Protector 2022 Virtual はエージェントレスバックアップにも対応しています。

HyperVisorに接続可能なWindowsマシンにHyperAgentのみをインストールして、仮想ゲストマシンにはActiveImage Protectorをインストールすることなく、バックアップ運用する事が出来ます。Hyper-Vの場合、ホストのバックアップを行う事は出来ません(インストールしない場合)。

ActiveImage Protector 2018 for Hyper-VとActiveImage Protector 2022 Virtual の違いは、ReZoom相当のプログラムが Virtual には入っていなかった部分となります。

しかし ActiveImage Protector 2022より、ReZoom It!がActiveImage Protector 2022 の Setupに標準実装された事により、ActiveImage Protector 2022 Virtualでも下記のように同一の運用が行えるようになったため、今回 for Hyper-VはVirtualに統合される事になりました。

では、ActiveImage Protector 2018 for Hyper-Vを使用してCSVのボリュームバックアップ運用をされていた場合、Windows Server フェールオーバークラスターを使用している場合には、Virtualでは対応する事が出来ません。

このように2ノード1クラスタ環境で共有部分のバックアップ運用の場合、各ノードよりCSVのバックアップが可能です。このような環境にfor Hyper-Vを使用されている場合には、ActiveImage Protector 2022 Clusterへの統合となります。

整理すると下図のように製品が統合されるとお考えください。

ご不明な点がございましたら、お気軽にアクティファイ営業本部までご連絡頂ければ幸いです。

結論と致しましては、ActiveImage Protector 2022 Virtualの守備範囲が広くなり、よりお客様の理想のバックアップポリシーを実現化する事が出来るソリューションに進化致しました。

今後いつ頃コロナが収まり、リアルな営業活動が出来るかまだ予定が立ちませんが、明けない夜はないという考えで待ちながら、様々な資料作成、オンラインセミナー等に注力しながら製品の拡充を行って参りますので、今後ともActiveImage Protectorを宜しくお願い申し上げます。

By Sato