ESXi 7.0のデータストアが想定より小さい
最近ESXi 7.0 U2インストール後、データストアがディスクのサイズに対して想像以上に小さい現象に出くわしました。256GBのディスクが接続されているため、本来200GBはあるはずです。
![](https://jpblog.actiphy.com/wp-content/uploads/2022/03/1-3.png)
もしかしたらもっと小さいディスクなのか?
いやインストール時にもディスクのサイズはもっと大きく表示されていたような、、
などと考えながら、勘違いの可能性もあると思い、マシンの中のSSDを確認しました。
もちろん256GBでした。
横に置いてある同じマシンも256GBのディスクついていますしね。
勘違いなんてあるはずがないのですよ。。
ディスクサイズが正しいなら、どこかですでに使用されているだろう。
ということでパーティションを確認します。
![](https://jpblog.actiphy.com/wp-content/uploads/2022/03/2-1.png)
見つけました。
VMFSがデータストアの領域になるので、VMFSLというものがかなりの領域を占めていることがわかります。なぜマシンを開けるよりも前にこれを確認しなかったのか自分が理解できません。
どうしたらこのパーティションを小さくすることができるかなと調べていたところ、こちらの記事(https://kb.vmware.com/s/article/81166)にたどり着きました。
記事によると systemMediaSize というブートオプションを使用することでサイズを変更できそうです。
・min = 33GB
・small = 69GB
・max = 全領域
今回は記事の最下部に記載の boot.cfg を編集する方法にします。
kernelopt の行に systemMediaSize=min を追加しました。
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ブートメディアからのスタートアップでオプションを入力するという手もありますが、
>press Shift+O within 5 seconds
これが引っ掛かりました。
![](https://jpblog.actiphy.com/wp-content/uploads/2022/03/4-2.png)
5秒以内に押せる自信がない、、ということで何度か挑戦するのも煩わしいので、早々にあきらめて上記の方法に決めました。再インストールすると見事成功しました。
![](https://jpblog.actiphy.com/wp-content/uploads/2022/03/5-2.png)
ほかにもESXi 7.0の環境は多々ありますが、それらはディスク容量が1TBと大きかったため今まで気づきませんでした。というのも、USB等も含めストレージはサイズに対してユーザーエリアが少ないためです。
例えば、こちらはワンクリックで誰でも簡単にキッティングをおこなえるツール ActiveImage Deploy USB で使用している64GBのUSBメモリ接続時ですが、ユーザーエリアは57.69GBとなっています。
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それゆえ1TBだとこんなものなのかなと勝手に思い込んでいました。
![](https://jpblog.actiphy.com/wp-content/uploads/2022/03/7-1-1.png)
よく考えたら少なすぎです。確認するとしっかり使用されていました。
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今回はディスクが小さかったことにより違和感があったということですね。
ちなみにESXi 6.7の環境では、同サイズのディスクでもデフォルトで216GBのデータストアができています。
![](https://jpblog.actiphy.com/wp-content/uploads/2022/03/9.png)
今後も256GBのディスクには同じメディアを使用してインストールすることにします。
SY