ActiveImage Protector 2022 メジャーアップグレード新機能のご紹介②
9月21日に ActiveImage Protector 2022(以降、AIP)のメジャーアップグレードをおこない、様々な新機能が追加されました。今回は、新機能として追加された Actiphy StorageServer(ASS)を検証した際の情報をご紹介いたします。
Actiphy StorageServerは、AIP用のバックアップ専用ストレージを作成できる機能です。
現在ご利用中の環境に一部機器を追加する事により、バックアップパフォーマンスの向上や、ランサムウェア対策としての利用を期待することができます。
今回はバックアップパフォーマンスを向上させる為、10Gのバックアップ専用回線環境とキャッシュデバイス増設用のUSB-SSDを新たに用意し、従来の環境と比べて実際に速度がどのくらい速くなるのかを検証してみました。検証環境として使用した機器は以下の通りです。
1. バックアップ対象サーバー(バックアップ容量約43GB)
※サーバーを10GbEに対応させる為、NICを追加しました。
2. 10GbEに対応したNASストレージ
※今回は(株)アイ・オー・データ機器社製のWindows NASを2種類
(型番:HDL4-Z19SI3A-4B、HDL4-Z19SATA-4B)使用しました。
3. 外付けのUSB-SSDディスク
4. 10GbE対応のスイッチ
それぞれを接続後、保存先として以下の3パターンを設定しました。
①共有フォルダへの保存
②Actiphy StorageServer(SSDキャッシュ設定有り)への保存
③Actiphy StorageServer(SSDキャッシュ設定無し)への保存
※SSDキャッシュの設定はActiphy StorageServerの設定画面から変更できます。
時間を計測した結果が下記の通りとなります。
Actiphy StorageServerを利用する事で、従来の環境と比べて半分の時間にてバックアップを取得する事ができました。
パフォーマンスを向上させたいとお悩みの方は是非、Actiphy StorageServerをお試しいただけましたら幸いでございます。