メキシコ「チワワ太平洋鉄道」の旅
こんにちは、Fe@NJです。
ご愛読いただきました「人生を豊かにする鉄道の旅」シリーズ全6話ですが、早いもので最終回となりました。
今回は、メキシコの北西部・太平洋に面する「ロス・モチス」(Los Mochis)から内陸部の「チワワ」(Chihuahua)まで、「チワワ太平洋鉄道」( Ferrocarril Chihuahua al Pacífico, Chepe )(以下「チワワ鉄道」と略)、全線約650kmの紀行をお届けします。
このたびは、チワワ鉄道の全線乗車のみならず、乗車前、基点のロス・モチスに前泊し、以降、途中駅のポサダとクリールでそれぞれ途中下車・連泊を入れ、終点チワワでも後泊するなど、鉄道のみならず、沿線の雄大な大自然もタップリ楽しむという欲張りな旅でした。
1日目 空路、ロス・モチスへ
成田→メキシコシティ(乗り継ぎ)→ロス・モチス・・・(泊)
太平洋路線は、日本・メキシコ間、唯一の直行便となる「アエロメヒコ航空」を利用しました。
①アエロメヒコ機(旅行時は「ボーイング767」だったが、今は最新鋭の「ボーイング787」)
2日目 チワワ鉄道へ乗車
ロス・モチス駅(Los Mochis)→ポサダ駅(Posada)(途中下車)・・・(泊)
②1等車・2等車・食堂車の混結による長大編成。日本の国鉄時代の急行列車を彷彿させる。非電化につき、ディーゼル機関車が客車を牽引する。
(クリール駅にて撮影)
③標準軌で広い車内。国鉄時代の583系電車の如く天井が高い。
④車窓の白眉。断崖沿いに谷を遡り、橋で反対側(岸)の断崖へ。
⑤峡谷を挟んで登ってきたばかりのS字カーブの線路が見える。
建設時の苦労が偲ばれる。
3日目 バランカ・デル・コブレ(銅渓谷)観光
⑥バランカ・デル・コブレ(Barranca del Cobre)だが、峡谷全体ではアメリカのグランド・キャニオンを上回る規模である。
⑦ジップラインに挑戦
ジップラインとは、谷を挟んで二つの山の間に張られたワイヤー・ロープを、滑車を使い、重力を利用して滑り降りる遊具だ。
谷底まで最深約一千メートルの高度感を楽しむ!
若かりし頃、槍ヶ岳や穂高岳の稜線で味わった高揚感が甦った!
≪ジップライン≫の動画はこちら)
4日目 チワワ鉄道
ポサダ駅→ディヴィサデロ駅(Divisadero)(観光のため数十分停車)→クリール駅 (Creel) (途中下車)・・・(泊)
≪クリール駅を出発する列車≫の動画はこちら)
客車の屋根に乱立している、業務用エアコンの室外機たち! これぞメキシコ流か?
5日目 クリール観光
四輪バギーで行く渓谷ツアー
⑧カートを降り、断崖の上のテーブル状の岩を恐る恐る這って進み、谷底を覗く。
ジップラインより、正直、こちらのほうが怖かった!
⑨数十メートルの高さの奇岩群
6日目 チワワ鉄道
クリール駅→チワワ駅(Chihuahua)・・・(泊)
7日目 空路、チワワからティファナへ・・・(泊)
チワワといえば、あの可愛い室内犬を連想するが、滞在中、その姿を見ることは無かった。
ダウンタウンでチワワ屋さん(?)を見つけることも叶わなかった(笑)。
8日目 夜、帰国の途に
人生に彩りを添える鉄道の旅の記録はいかがでしたか?
ネットジャパン製品の記事とともに、拙稿をお読みいただき、心より感謝申し上げます。
See you again!
Fe@NJ