ヨーロッパ最大の展示会「CeBIT」に出展しています。
ヨーロッパ最大の展示会であるCeBITにNetJapan EUが出展しました。
最大と言われるだけあって展示ホールは13もあり、来場者は約50万人、期間も5日間(09:00~18:00)の長丁場です。
個人ユーザの来場は少なく、企業やビジネス目的での来場者がほとんどだそうです。
説明員にはタフさが求められます。
5日間という長丁場に耐えることがタフというより、遠慮なく突っ込んでくる客に、競合を意識した技術的説明、ROIを意識した提案力が求められ、しかもそれに加えて国際的な展示会ですので多国語を話せることが必須というものです。日本での展示会は日本語ができればそれでOKなので、実にタフだな~と思いました。
我がNetJapan EUの説明員のほとんどは最低3か国語が操れる人たちで、4人の説明員が話す言語は英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語、ギリシャ語、チェコ語と合計7か国語でした。我々も参加したので日本語、中国語が加わり9か国語になりました。
NetJapanブースの対面は成長著しいVeeamのブースです。
我がブースの正面には、”If you are happy with Veeam, don’t come to us.”という文句を書き、挑発しています。この文句を見て“ニヤリ”として”NetJapanて、何?”と聞いてきて話にハマル人が一日に40人に近くになってきました。
これらの人達は潜在的に我々の顧客や販売パートナーとなりえる人たちというわけです。知名度の低いEuropeでかなり効果のある作戦となったようです。
競合他社がシャエアNo.1、実績No.1、知名度No.1と謳うスタイルのミーハー的マーケティングには目もくれず、我々がユーザニーズを考えて開発したOnly One 技術の数々を堂々と説明しています。
High Performance Backup、Inline Data DeDuplicationというコア技術に加えて、旬のOnly One技術であるvStandby、ImageBoot、α版のvStandby Enterpriseをデモしています。
説明に聞き入っている人はSwedenから来た人で、3か月前にNetJapan EUのDistributorになったそうです。彼はこれまで他社の有名なバックアップソフトを販売サポートしてきたのですが、知名度が高いだけで、コア技術にこだわりがなく、サポートは年々粗悪になり、代理店と開発元との信頼関係も希薄であり、薄利多売な事業に嫌気がさし、我々のパートナーになったそうです。彼は、ImageBootを高く評価していました。
どういうところが良いと思ったのですかと聞くと、
・普通、導入テストのときはDisaster Recoveryのテストをおこなうけど、運用を開始して期間が経過すると、このテストをするのは難しくなる。ImageBootがあると、どの時点のバックアップも復元可能かどうか検証できる。お客のIT管理者にとって実に便利との指摘。
・Hyper-VをサポートしているのでWindows 8.1があればでき、別に特別な検証環境を用意しなくていいのがとてもよい。
・サポートの観点から言うと、顧客のリストア時に問題が発生したときの問題の切り分けに非常に便利だとのこと。
・無償配布には驚きだが、アグレッシブで良いとのこと。
次々と的確な見識が返ってきたので、少し驚きました。
1日中vStandbyについてデモ説明をするRichardさんが言うには、説明を受けた人は、Standby Virtual Machineが間違いなく起動すること、しかも増分に相当するどのブートポイントからも起動する様をみて驚き、仮想環境を前提としながらP to V standby、V to V standbyの柔軟な構成、これまでのHAソリューションからの移行や置き換え等、応用用途を議論していました。特にミッションクリティカルな物理サーバーのユーザは高い関心を示したようです。
また、参考出品したvStandby Enterprise (Image file to V standby)については目論み通りリモートサイトに転送したimage fileを仮想マシンとしてスタンバイ状態にできるので、MSP(Managed Service Provider)にはバッチリで、「いつ出荷可能か?」と迫られたりしていました。
昨年の夏に契約したドイツのリセラーで、販売活動を活発に行ってきているそうです。商談は、エンドユーザへの提案で、競合はDouble TakeとCAのようで、vStandby Server 4ライセンスで十分勝てるとのこと。値引きの要請もあり、対応しているNetJapan EUのRichardさんと、Managing DirectorのDominikさんです。
Competitorの姿を探してHall 9まで歩いたがAcronisもSymantecも自社ブースはなく、テーマのエリアにテーブルでの展示だけで、かつ見新しいものはありませんでした。コア技術にこだわって頑張っているのは我々だけの感じがしました。
NetJapan EUの代表で、マーケティングと販売・サポートの総責任者であり、EMEAの市場開拓に頑張っているDominikさんです。
以上 ドイツ・ハノーバーよりネットジャパン スタッフの報告でした。