強化されたシステム移行機能のご紹介

ランサムウェアに感染した際、3か月以上の長期にわたり元のインフラは利用不可となりますが、その間システムを停止するわけにはいきません。

その際の復旧先としてセカンドインフラを想定することは重要ですが、セカンドインフラは元のインフラと同様の構成とは限りません。

例えば、元の環境ではHyper-Vを利用していたが、有事の際の利用を前提としたセカンドインフラにおいてもHyper-Vを用意するとコストがかかり、そちらではLinux KVMを用意、もしくはハードウェアを保持することすらおこなわないなどの可能性もあります。

そのような場合に元の環境へただ単に戻せるだけのバックアップイメージでは意味がありません。

ActiveImage Protectorでは昨年よりシステム移行機能をさらに強化し、プラットフォーム問わずシステム移行が容易におこなえるようになっています。

ActiveImage Protectorのシステム移行方法にはいくつか種類がありますが、ここでは2つほどピックアップしてご紹介いたします。

まず [仮想化] メニュー内の [仮想化アダプター] です。

こちらは既存のバックアップイメージに対して、移行先の環境に適したドライバーを追加した差分ファイルを作成できます。

例えば、移行先がLinux KVMの場合には [KVM] を指定して [追加] をクリックするだけです。

こちらのドライバーを追加することで、KVMベースのAHVやProxmox VE、GCP、OCIなどへの移行も実現することができます。

ドライバー追加した差分ファイル作成後は、移行先環境で当該イメージを指定して復元するだけで、正常にシステムを移行することが可能です。

これによりAWSなどのMega Cloudへの移行も簡単に実現することができるため、セカンドインフラとしてのハードウェアを保持していない場合でも、必要期間だけMega Cloudを利用することもできるようになります。

また、バックアップタスク作成時の [高度な設定] では、[イメージ準備] という項目があります。

デフォルトでは [バックアップ時にあらかじめ仮想化処理を行う] にチェックが入っていますが、こちらではHyper-V/ESXi/KVM向けのドライバー追加等の処理をバックアップ時におこなう形となるため、そのまま復元をすればHyper-V/ESXi/KVMへ移行がおこなえます。

また、[バックアップ時にあらかじめクラウド環境向けの仮想化処理を行う] では、AWS向けのドライバー追加等をおこなうため、そのまま復元でAWSへの移行が可能です。

このようにActiveImage Protectorでは多様化するプラットフォームへの対応を拡充してきており、現在はProxmox VEへの仮想スタンバイマシン作成機能を開発し、4月ごろにリリース予定となっています。

その後AHVのエージェントレスバックアップ/リストア、ESXi9.0の対応を予定し、ますます汎用性の高いバックアップソリューションとなりますので、ぜひActiveImage Protectorをご利用ください。