ActiveImage Deploy USB バージョン2

ActiveImage Deploy USB バージョン2をリリースしました。

今回のバージョンアップでは以下の新機能が追加されました。

  • マルチライセンスサポート
  • 復元時のボリュームサイズ拡大
  • 重複排除圧縮サポート
  • パスワード保護

マルチライセンスサポート

複数のライセンスを登録して、切り替えて使用できるようになりました。
Deploy USBのライセンスは作成するUSBメモリの数で発行されます。プロダクトキーに紐づいたライセンス数で作成数を管理して一つ作成したら一つ消費されるという形です。

実際のキッティング会社では複数の取引先からキッティング作業の依頼を受けます。この際、例えば1000ライセンスを購入して、取引先毎にA社は10ライセンス使用、B社は50ライセンス…という具合に管理すればよいと考えていました。しかし、キッティングの現場から、取引先毎に別々のライセンスを使って管理をしたいという要望があり、この機能を追加しました。 各々のプロダクトキーでライセンス数を記録していますので、使いたいプロダクトキーを選択するだけで、キッティング作業の切り替えをスムースに行うことができます。

復元時のボリュームサイズ拡大

この製品はUSBメモリから簡単かつ高速にクローニング、復元ができますが、前バージョンでは復元された各ボリュームのサイズは元のディスクと同じになっていました。たとえデプロイ先に大きいハードディスクを用意して復元したとしても、元のディスクサイズより大きい部分は単なる空き領域になるわけです。 これですと、ディスクを十分に活用できず、ディスクサイズが違うというだけで別のデプロイ用USBメモリを作成しなくてはなりません。
バックアップ製品であるActiveImage Protector では復元時に復元サイズを好きに指定することができますが、この製品で復元時にサイズ指定をいちいちしていたのでは製品コンセプトに合いません。 しかし、少しずつバージョン違うデプロイUSBを作成するというものあまりスマートではありません。
そこで、あらじめ復元パターンを設定しておくことで復元時に自動的に適用できるようにしました。パターンは以下の3つです。

  • データボリュームだけを拡大する。システム(Cドライブ)はそのまま。
  • システムボリュームだけを拡大する。その他はそのまま。
  • 全体を均等に拡大する

そのほかのリザーブドパーティション、メーカーリカバリーパーティションなどのサイズは変更しません。この設定でだいたいの要望には応えられると思います。
この機能をつかうことで、ソースマシンのボリューム構成を最小にしておいてバックアップ、復元時に設定したパターンでディスク全体を活用できるように復元します。ハードディスク構成の違うターゲットマシンでも同じデプロイUSBメモリで対応することが可能になります。

重複排除圧縮サポート

重複排除圧縮を使えばデプロイ用イメージをさらに小さくできます。通常の圧縮にくらべて大幅にイメージサイズが小さくなることで、一段階下の容量のUSBメモリを使用できればコストを圧縮することができます。

パスワード保護

バックアップイメージファイルはその性質上、ハードディスク内のすべてのデータを保持しています。復元すれば全く同じデータが手に入ります。 それを小さなUSBメモリに格納して保存、運搬するわけですから万が一紛失したり、盗まれた場合すべてのデータが渡ってしまいます。そのため、パスワード保護を付けてほしいとの要望がありましたので、機能を追加しました。 デプロイ用USBメモリ作成時にパスワード設定をしておけば、そのパスワード付きでバックアップを行います。 復元時にはパスワード入力ダイアログが表示されるので、パスワードを入力して復元を実行します。

今回のバージョンアップで、手数は少なく高速なキッティングという基本コンセプトに加えて、実運用の現場からの意見を反映して、かなり使いやすい製品になりましたので、ご活用ください。

「DIS ICT EXPO 2018 in 大宮」出展報告

2018年5月18日(金) 大宮ソニックシティにおいて、「DIS ICT EXPO 2018 in 大宮」の展示会に、キッティングツール「ActiveImage Deploy USB」とイメージバックアップツール「ActiveImage Protector」を出展しました。

 

  • 展示タイトル

世界一簡単なキッティングとシステム保護

 

  • 出店概要

USBメモリー単体で1クリックでマスターイメージを作成し、復元可能な新しいキッティングツール「ActiveImage Deploy USB」をリリース。規模問わずに簡単な運用を可能とするシステム保護ソリューション「ActiveImage Protector」。

 

今回、初めて展示会で紹介するキッティングツール「ActiveImage Deploy USB」への反響の高さに驚いています。まず、「ActiveImage Deploy USB」の特長を簡単に説明すると、1つめは、USBメモリーを起動環境とし、マスターイメージの取得や展開を1クリックで簡単に行うことができます。

 

2つめは、マスターイメージの取得や展開に、「ActiveImage Protector」のイメージングエンジンを使用していますので、非常に高速に処理することができます。参考までに、今回のデモ環境で用意した、約60GB容量のPC環境のマスターイメージの展開処理は約5分程度で完了します。

 

3つめは、コストです。まず、価格について、例えば100ライセンスの場合の単価(定価、税別)は1,660円とリーズナブルな価格設定になっています。また、従来のキッティングツールで必要とされる、配信サーバやネットワーク環境、作業するための広い場所は不要となります。それと、従来のキッティングツールの操作には、それなりの熟練が必要となりますが、「ActiveImage Deploy USB」はUSBメモリーから起動する設定だけですので、だれでも操作可能です。

 

お客様の反応として、新しいキッティング方法として、「ActiveImage Deploy USB」の採用を検討したいという声を多くいただきました。また、“多量なPCを出荷する際のキッティング作業は時間との戦いもあり、だれでも操作できそうなので、いざとなったら営業でも戦力になりそうですね。”と半分冗談交じりにお話をされていました。

 

それと、気になったのが従来のキッティングツールへの不満の声の多さです。弊社も昨年まで販売を行っていた立場ですので、なんとも言い難いですが、「ActiveImage Deploy USB」がPCのキッティング作業に少しでもお役に立てればと感じた次第です。

 

最後に、今回も多くのお客様に、お立ち寄りいただきありがとうございました。この後も各地での展示会に出展する予定ですので、お時間がございましたら、是非、お立ち寄りいただければ幸いです。

 

参考までに、今後の展示会予定のページです。

https://www.netjapan.com/jp/learning/event

 

  • 会場の風景

展示会場の大宮 ソニックシティです。(DIS様のパンフレットの画像より)

私の出身は、埼玉県の田舎ですが、少し都会の大宮には、よく遊びに行ったものです。

 

展示会場の受付前です。開場前に、こっそり撮影させていただきました。

 

ネットジャパンの展示コーナです。シンプルでいい感じですね。

 

「ActiveImage Deploy USB」のデモに使用したNEC様のノートPCです(特に、宣伝料はいただいておりません)。約60GB容量のPC環境のマスターイメージの展開は、なんと約5分程度で完了します。