働き方改革的PCキッティング その3

何気に注意が必要となるキッティング時に使用する作業用Userについて記述しますと、Windows 10をインストールした際に使用したUserを初回起動時のコルタナ起動後に入力すると同じ名前が使用出来ないので別の名前にする必要があります。

今回はSysprep前のインストールして起動後の手順を下記に記述します。

ちなみに Administrator は下記のように無効となっています。

これは、一度“無効にする”のチェックを外して使用できるようにしても、Sysprep を実行した段階で、また無効化されてしまう謎の仕様となっています。そのうち無くなるのでしょうか?

作業用 User とはキッティングの初回時に PC にログインするための User で、コルタナ時に入力した User についてはデフォルトで Administrators グループに登録されるので、私の場合はその User を作業で使用しています。注意が必要なのは、作業用 User を削除して Administrator でログインして Sysprep を実行してしまうと、ログイン出来るユーザーがいなくなるので、ログイン出来ないマシンが完成してしまいますので、削除には注意が必要です。

私個人的にはキッティング用マスターイメージ作成時に、最近はインストールした時の User と他に別に User を1つ作成して、同様に Administrators グループに登録をしておきます。

例えば初回インストール直後の User は “User” で作成して、初回ログイン後起動時に、さらに ”User1” を Windows の管理-ローカルユーザーとグループより作成します。

勿論作成した “User1” は作成後に右クリックで Administrators をオブジェクトで追加してください。

これはどちらでも良いのですが、Update に使用する User を使用する方と自動応答ファイルで自動ログインする方で使い分けをしますが、自動ログインする方で使用する User については一度ログインしておいた方が作業が微妙に軽減されると思います。

これは初回起動時に “ようこそ” 画面になって時間が少しかかるので、1度ログインをしておけば、ここが省略されます。展開後にこれが動作するとキッティング台数全ての初回起動で “ようこそ” が動作するので後で後悔します。

次回に続きます。

「働き方改革的PCキッティング その1」

「働き方改革的PCキッティング その2」

By Sato

働き方改革的PCキッティング その2

前回のブログで作業用 PC のセットアップは完了していると思いますので、今回はマスター作成に関する作業と注意点をご説明します。

「Sysprep は必要か?」とよく質問をいただきますが、回答としては「Sysprep は必要」です。

キッティングする際のマスターイメージ作成(ひな形とも呼ぶ)を作成して、最終的に Sysprep を実行してシャットダウンした状態のイメージを取得して、同一機種の PC にイメージを展開していきます。

Sysprep を実行した後の初回起動では、コルタナが起動して国や許諾などを求められます。要するに、新しい PC を購入して初回に起動した状態となります。Sysprep を実行する最大の理由は、多分 SID の重複を回避するためだと思います。
実際 SID が同じ PC があると、ライセンス管理が煩雑と認識される基準となったりもするようです。また WSUS で Windows Update を制限している環境の場合、SID が重複していると例えば50台の PC も 1台と認識してしまうなど、問題が発生するようです。
SID は whoami /user とコマンドラインタイプすると下記のように表示されます。

肝心なコンピューター SID は上記の 3192717975-3805275441-1306441224 までとなり、ここの部分が重複しないようにする必要があります。
結論としては、Sysprep をだた実行するだけで問題ありません。
マスター用の PC で Sysprep を実行(一般化と言われています)したイメージを展開すれば、全ての PC の SID がユニークになるといった事が実現出来ます。
Sysprep を実行するタイミングは、必要なアプリケーションなどのインストールが全て完了した最後の作業として行います。

しかし巷ではこの Sysprep をいざ実行した時に、例えば「Windows イントールが確認出来ません」などのエラーが表示されてしまい、Sysprep が実行出来ないケースがあるようです。
こういった現象が発生した場合、OS のインストールから作業をやり直しなど作業時間が長くなる原因となってしまいます。こういった症状をいかに回避して作業効率化するかといった事も非常に重要となります。
このような症状になる1番の原因は Windows のストアアプリケーションの影響が多くあります。(Windows LTSC、LTSBを除く)

〇マスター作成時の注意点として、

– ボリュームライセンスで購入した Windows 10 を ISO でインストールを行う時に PC をネットワークに接続しない。

これが重要です。
インターネットに接続した状態でインストールを行っている場合、(キッティングのマスター用途でなければ特に問題ありませんが)インターネットに接続している状態では Windows 10 全ての Update 含むストアアプリまでが自動的にインストールされます。これを回避するためにインターネット接続してのインストールは行わない方が賢明なようです。
しかしインターネット接続しないでインストールをしていると、たまに「なぜ PC の電源を切ったのですか?」といったエラーが表示されるケースもあるようです。
これは回避方法と発生タイミングはわかりませんが、表示されてしまった場合、無限ループするケースもあるので、最悪は OS の再インストールから作業を始める必要がある時もあるようです。
個人的にはまだ遭遇していませんので、頻度は低いと思われます。

実作業としては、キッティングする同一マシンを1台準備して、まずは手動でインターネットに接続しない状態で、OS のインストールを行います。

 

次回に続きます。

By Sato

働き方改革的PCキッティング その1

高温多湿で外出がいやで仕方がないこの時期に今年は Windows 10 のPCの入替需要が昨年から進んでいますが、まだまだ案件も多くて作業に時間を取られているエンジニアの方が多いようです。

世の中は働き方改革で残業時間も上限があり、しかし納品のPCが準備出来ずにどうすれば良いのか?と苦労されているようです。

弊社の提案する「働き方改革的PCキッティング」の目的は、いかに実作業をするエンジニアの方々が楽に早く、より簡単に作業を進められるか、を追求するためのブログです。

初めは少し面倒な作業だと思われるかもしれませんが、弊社の ActiveImage Deploy USB(以下、Deploy USB)を使用すれば 10GB/40秒でキッティングが可能(SSDモデル)ですので、数回行ってみれば間違いなく作業が効率化され、働き方改革的PCキッティングの実現が可能です。

記載内容は弊社の製品3割、7割は Sysprep 関連などの解説となりますが、Microsoft 社非公認の個人検証レベルでの記載となりますので、ご参考程度にご覧ください。

 

用意する物は作業用の Windows 10 のPCが1台必要です。スペックはそれ程高くなくても大丈夫です。

作業の流れは下記のようになります。

〇作業用 PC の準備を行う。

〇Windows 10 のボリュームライセンスを準備して PC に Windows 10 をインストールする。

〇Windows 10 の品質保全部分のみの Update を行う準備と実行。

〇自動応答ファイルの作成を行う。

〇作成した自動応答ファイルと実行用バッチをマスターPCにコピーして Sysprep を実行。

〇Deploy USB でマスター取得。

〇Deploy USB でキッティング開始。

 

今回は作業用PC の準備についてご案内します。

作業用PC では Windows ADK の実装が必要となります。ADKは、Windows 10 が現在半年に1回 Update されますので、それと同時期に Update されています。ADKの全てを必要とするのでなく、Deploy USB で必要な Win PE(1809からはアドオンになりました)と DeploymentTools を作業用PC に実装します。
ダウンロード先は Google などで簡単に検索可能です。


現在最新の1903の場合、上記のように検索して MicrosoftDocs からインストールが可能です。

https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows-hardware/get-started/adk-install


現在では Windows PE はアドオン扱いとなりますので、先に Windows ADK for Windows 10 をクリックしてインストールを行います。



インストールは、自動応答ファイルを作成するための Deployment Tools のみをチェックしてインストールを行います。
このインストール完了後にADK用の Windwos PE アドオンのダウンロードをクリックしてインストールを行います。
そして作業用PCに弊社の Deploy USB のインストールを行います。

(数回次へをクリックするだけでインストールは完了します)

次回に続きます。

By Sato

「DISわぁるど 山陰 まつえ」に出展しました

8月7日(水)、8日(木)に島根県松江市で開催されたダイワボウ情報システム(株)様主催の「DISわぁるど 山陰 まつえ」に出展しました。

会場は島根県立産業交流会館(くにびきメッセ)で、出雲空港から最速30分ほどのところでした。

 

今回はDIS様が総力を挙げたイベント「わぁるど」ということで、とにかくすごい!の一言です。

まず出展社数。IT業界の全企業が集結しているのではないか、というくらい多かったです。

ここに来ればIT業界、ひいては今の世の中がわかるというようなイベントでした。

 

また、人々の熱気も普段より一段とすごかったです。空調が効いているはずなのに暑さを感じてしまうほどでした。会場中央のケータリングコーナーでは、かき氷や和菓子なども食べられるようになっていて、とても美味しそうでしたね。

 

DIS様のイベントではいつも順路が決まっているのですが、初日と2日目では順路が逆になるように、大掛かりな作業を行なっていました。パネルの矢印の向きもしっかり変わっています。

 

私たちはキッテイングツール「ActiveImage Deploy USB」やバックアップツール「ActiveImage Protector 2018 Update」を展示しました。

 

とても多くの方にお越しいただいて、カタログも非常に多くの方に配布することができました。

今回もキッテイングツール「ActiveImage Deploy USB」について聞いてくださるお客様が多かったです。

私たちのブースでは「キッティングって何?」から「キッティングでこんなことに困っている」まで、様々なことをお話ししています。キッティングを知らない方も、キッティングでお困りの方も、お気軽に私たちのブースへ足をお運びください。

 

出展ブースの中には島根県や国立大学などもあり、わぁるどというイベントの大きさがよくわかります。

島根県のブースでは島根県観光ガイドブックを配っていました。

 

国立大学法人島根大学様のブースでは、現役の学生さんも説明をしていました。

四輪歩行車のブレーキアシスト技術ということで、歩行車への追従やブレーキをかけるタイミングが遅れることによる転倒の危険を防ぐようにする技術とのこと。

20~30mほど四輪歩行車で歩くことで歩き方を学習し、その人に合った自動ブレーキをかけるようになるそうです。超高齢化社会の日本では非常に役立つ技術ではないでしょうか。

 

最後になりますが、当日私たちのブースへお立ち寄りいただいた皆様、ありがとうございました。

 

SY

「DIS ICT EXPO 2019 in 大宮」に出展しました。

7月23日に開催された、ダイワボウ情報システム(株)様主催の「DIS ICT EXPO 2019 in 大宮」に出展しました。

会場は大宮ソニックシティ地下1階の第1展示場で、大宮駅から徒歩5分ほどでした。

地下1階には、ビルの外から直接入ることができるようになっていました。

 

私たちは、キッティングツール「ActiveImage Deploy USB」やイメージングバックアップツール「ActiveImage Protector 2018 Update」を展示しました。

「ActiveImage Deploy USB」に興味を持っていただいた方が多かったですね。

これから夏真っ盛りということで、ノベルティの団扇もぜひ使ってください。

「ActiveImage Deploy USB」はワンクリックでキッティングができるので、団扇で仰ぎながらキッティングというのもいいのではないでしょうか。

 

展示会では、学校など向けの無線LANアクセスポイントを見かけました。

今は小学校や中学校などにも続々と無線LANが導入されているのかと思うと、時代を感じますね。

自分が通っていた小学校や中学校、高校にはあったのかな?いや、無かったはずです。

 

また、AI画像検索の製品は興味深かったです。キーワードから録画画像を検索できるようで、来年には東京オリンピックがあり、訪日外国人観光客の増加に伴い、文化の違いなど様々な理由から治安の悪化が懸念されます。

そういったときにこういう技術があれば、監視カメラの映像から犯罪の犯人などを見つけやすくなるのではないかと思います。

 

最後になりますが、当日私たちのブースへお立ち寄りいただいた皆様、ありがとうございました

そして、ここまで目を通してくださって、ありがとうございます。

SY

「デジタルイノベーション2019 札幌」に出展しました。

7月18、19日に札幌コンベンションセンターで行われた「デジタルイノベーション2019 札幌」に出展しました。

ネットジャパンは、キッティングツール「ActiveImage Deploy USB」やイメージングバックアップツール

「ActiveImage Protector 2018 Update」を展示しました。

多くの方にお立ち寄りいただきましたが、キッティングという言葉に興味を示していただいた方が多かったです。

来年にはWindows 7のサポートが終了するということで、「ActiveImage Deploy USB」の需要はまだまだありそうです。

お立ち寄りいただいた方の中には、Android OSのキッティングをしているという方もいました。

キッティングといえばPCというイメージが強かったので、Android OSにもあるのだと勉強になりました。

残念ながら「ActiveImage Deploy USB」はAndroid OSには対応をしておりません。

 

展示会では、働き方改革という言葉が世間に広く浸透し始めているためか、そこに関連したソリューションなどを展示している企業が多く感じられました。

中でも、RPAという文言を5か所ほどは見かけました。

音声による指示や報告を行うもの、人の操作を記録するものなど、RPAにも様々な種類がありました。

ちなみに「ActiveImage Deploy USB」も、システムエンジニアの方のキッティングにかかる時間を大幅に減らすことが可能という働き方改革的キッティングとしてご使用いただけるので、ぜひお試しください。

 

最後になりますが、当日弊社ブースへお立ち寄りいただいた皆様、ありがとうございました。

そして、ここまで目を通してくださり、ありがとうございました。

 

SY

セミナー便り 第四十二号<2019年5月のセミナーと ActiveImage Deploy USB よくある質問>

2019年春の日本橋は、4月7日まで桜イベント、桜グッズに桜をイメージしたお料理やお菓子と桜づくしです。江戸通りの桜並木は満開ですが、まだつぼみもあるので今週末まで楽しめそうです。
福徳の森はしだれ桜が満開を迎えています。NIHONBASHI SAKURA FESTIVAL 2019 の参加製品でもある“白百合醸造のさくらワイン”を知り合いにいただきました。
桜の花がワインの中に入っていてとっても可愛いです。味は甘くジュースのように飲めてしまうので危険です。さくらイベントの次は毎年大人気の第7回日本酒利き歩きが4月13日に開催されます。





 

5月のセミナーは、5月15日(水)ActiveImage Deploy USB、5月29日(水)ActiveImage Portector Virtual Edition のセミナーです。

ActiveImage Deploy USBですが、大量のPCの新規導入案件や、Windows 10 へのアップデート案件などでお問い合わせ殺到中です。
5月のセミナーからパソコンのキッティングを ActiveImage Deploy USB を利用して作業の効率化をはかるため、自動応答ファイルを使用したSysprepの実行デモもセミナー内容に含めました。
5月のセミナーの詳細内容とお申込みはこちらからご確認ください。

よくいただくお問い合わせ内容を以下にまとめてみましたので、参考にしてください。

Q1. ActiveImage Deploy USBとは
システムインテグレーターや VAR/OEM 向けに開発したUSB メモリだけでクローニングを行えるコンピューターのキッティングツールです。
ActiveImage Protector のエンジンを搭載したデプロイ用 USB メモリを作成し、簡単、高速、確実なキッティングを実現します。

Q2.ActiveImage Deploy USBとActiveImage Deploy USB Plusの違いは何ですか?
A.両製品共に1ライセンスで1回のクローニングが可能です。
更にActiveImage Deploy USB Plusは、クローニング後、障害時などに出荷時の状態に戻す事ができるよう、「復元用USBメモリ」の作成と利用権利が含まれています。

Q3.製品にUSBメモリは含まれていますか?
A.いいえ、含まれておりません。デプロイするマスターイメージの容量に適したUSBメモリを必要数ご用意ください。

Q4.USBメモリの必要容量の計算方法を教えてください
A. USBメモリには2つのパーティションを作成します。
1つ目はブート用で1.5GBを割り当てます。
2つ目はイメージの保存用で、残り容量を割り当てます。
イメージファイルのサイズは、圧縮して保存しますので元の容量の7割程度を想定してください。
Windows10 の場合はイメージが最低でも8GB程度はありますので、16GB以上のUSBメモリが必要です。推奨は32GB以上です。

Q5.インターネット環境がない場合でも利用可能ですか?
A.ライセンス管理にインターネットを使用するため、デプロイメントUSBメモリの作成、更新時にインターネット環境が必要です。作成したUSBメモリでクローニングをする際には不要です。

Q6.複数のイメージを1つのUSBメモリに入れることはできますか?
A.できません。例えば100台のクローニングを行う際に4パターンの構成がある場合には、それぞれ元となるイメージを作成して、クローニングする台数を設定したUSBメモリを作成してください。

Q7.クローニング用と復元用のUSBメモリは同じものを使えますか?
A.クローニング用と復元用は用途が異なるため、それぞれ作成する必要があります。

Q8.80台のコンピューターにクローニングする際に必要なライセンスは?
A.ActiveImage Deploy USBの場合、80台がクローニング対象のコンピューターの場合80ライセンス必要です。80台の内、1台に元となるOSやアプリケーションをインストールして、そのイメージを展開する場合は、79ライセンス必要です。
ActiveImage Deploy USB Plusの場合、80ライセンス必要です。

Q9. ActiveImage Deploy USBを実際に使用してみたい場合にはどのような方法がありますか?
A.ActiveImage Deploy USB for Desktopは、評価版でお試しいただけます。
無償の実践セミナーも開催しています。

Q10.年間サポートサービスの内容は?
A.初年度のサポートサービスはライセンス価格に含まれています。
内容は技術サポートサービスとアップデートです。アップデートは未使用のライセンスにのみ適用いただけます。翌年度以降のサポートサービスはライセンス購入時にのみ一括でご購入いただけます。
特に、ActiveImage Deploy USB Plusをご購入いただくお客様で複数年サポートが必要な場合には、ライセンス購入時に必ずご購入ください。サポートサービスのみの販売はおこなっておりません。

vFORUM 2018 TOKYO に参加してきました

2018年11月13日にザ・プリンスパークタワー東京で開催された、VMware様の vFORUM 2018 TOKYO に参加してきました。ネットジャパン ではSOLUTION SHOWCASE会場で展示を行い物理/仮想環境の両方で使えるバックアップソフトの ActiveImage Protector 2018 、その ActiveImage Protector導入クライアントの集中管理が行える無償の ActiveVisor 、キッティングツールの ActiveImage Deply USB などをご覧いただきました。多くのお客様に立ち寄っていただきありがとうございました。

雨の降りそうな曇り空の朝にザ・プリンスパークタワー東京へ向かったのですが、色々な駅からのアクセス方法があるからなのか、開始時間よりも早かったからなのか、私の利用した駅から人の流れが出来てるとか、駅前コンビニで飲み物を求める多くのスーツ姿の人を見かける事もなく到着。

さすが VMware 様ですから、入り口を入ってから会場への誘導も完璧で、廊下を右へ左へ階段を下りて、また廊下を・・と言う帰りは帰れるのか?って位の複雑な導線を丁寧に通されます。そして受付場所へ到着した時にビックリしました。到着までは見かけなかったのに凄い行列とその行列がどんどん流れていく受付会場。

もう自分の意志とは関係なく人の流れに乗り、誘導されるままに動いていくしかない位の大盛況です。受付でパスを受け取った後も、どんどん誘導されます。わたしは SOLUTION SHOWCASE 会場へ行きたかったのですが、時間が早く開いていません。会場前を立ち止まる事も許されない人の流れに、なぜか General Session 会場へ入らされます。わたしはセッションの予約をしていないのですが入り口のスタッフの方は「RoomG の列へ」と誘導され、そのまま会場へ入れてしまいました。
この General Session は RoomA から RoomG までの7つのセッション会場をぶち抜きで行われる大セッションで、そもそもこの時間にはこのセッションしかないので有無も言わさず誘導されるのも当たり前でした。

会場も大きいし、スクリーンたくさんあるし、音響も凄くてまるで映画館です。
簡単なデモを交えながら新しい製品が紹介されるのですが、AIを活用した機能が製品の中に組み込まれているのが印象的でした。ファイアウォールが異常通信を設定された内容で検知するのではなく、正常に行われている普段の通信から正しい通信を学習して、普段にない通信から異常を検知したりします。とても勉強になりました。

勉強したり感心したりした General Session も終わってから、やっと SOLUTION SHOWCASE 会場へたどり着きました。ここも大盛況で、各展示前のお姉さんから差し出されるカタログやグッズを避けながらでないと会場の展示が回れない位でした。

 

ネットジャパンでは12月14日の vFORUM 2018 OSAKA にも出展します。関西方面の方は是非、会場でネットジャパンブースへお立ち寄りいただき ActiveImage Protector を体験いただければと思います。よろしくお願いします。

 

ActiveImage Deploy USB バージョン2

ActiveImage Deploy USB バージョン2をリリースしました。

今回のバージョンアップでは以下の新機能が追加されました。

  • マルチライセンスサポート
  • 復元時のボリュームサイズ拡大
  • 重複排除圧縮サポート
  • パスワード保護

マルチライセンスサポート

複数のライセンスを登録して、切り替えて使用できるようになりました。
Deploy USBのライセンスは作成するUSBメモリの数で発行されます。プロダクトキーに紐づいたライセンス数で作成数を管理して一つ作成したら一つ消費されるという形です。

実際のキッティング会社では複数の取引先からキッティング作業の依頼を受けます。この際、例えば1000ライセンスを購入して、取引先毎にA社は10ライセンス使用、B社は50ライセンス…という具合に管理すればよいと考えていました。しかし、キッティングの現場から、取引先毎に別々のライセンスを使って管理をしたいという要望があり、この機能を追加しました。 各々のプロダクトキーでライセンス数を記録していますので、使いたいプロダクトキーを選択するだけで、キッティング作業の切り替えをスムースに行うことができます。

復元時のボリュームサイズ拡大

この製品はUSBメモリから簡単かつ高速にクローニング、復元ができますが、前バージョンでは復元された各ボリュームのサイズは元のディスクと同じになっていました。たとえデプロイ先に大きいハードディスクを用意して復元したとしても、元のディスクサイズより大きい部分は単なる空き領域になるわけです。 これですと、ディスクを十分に活用できず、ディスクサイズが違うというだけで別のデプロイ用USBメモリを作成しなくてはなりません。
バックアップ製品であるActiveImage Protector では復元時に復元サイズを好きに指定することができますが、この製品で復元時にサイズ指定をいちいちしていたのでは製品コンセプトに合いません。 しかし、少しずつバージョン違うデプロイUSBを作成するというものあまりスマートではありません。
そこで、あらじめ復元パターンを設定しておくことで復元時に自動的に適用できるようにしました。パターンは以下の3つです。

  • データボリュームだけを拡大する。システム(Cドライブ)はそのまま。
  • システムボリュームだけを拡大する。その他はそのまま。
  • 全体を均等に拡大する

そのほかのリザーブドパーティション、メーカーリカバリーパーティションなどのサイズは変更しません。この設定でだいたいの要望には応えられると思います。
この機能をつかうことで、ソースマシンのボリューム構成を最小にしておいてバックアップ、復元時に設定したパターンでディスク全体を活用できるように復元します。ハードディスク構成の違うターゲットマシンでも同じデプロイUSBメモリで対応することが可能になります。

重複排除圧縮サポート

重複排除圧縮を使えばデプロイ用イメージをさらに小さくできます。通常の圧縮にくらべて大幅にイメージサイズが小さくなることで、一段階下の容量のUSBメモリを使用できればコストを圧縮することができます。

パスワード保護

バックアップイメージファイルはその性質上、ハードディスク内のすべてのデータを保持しています。復元すれば全く同じデータが手に入ります。 それを小さなUSBメモリに格納して保存、運搬するわけですから万が一紛失したり、盗まれた場合すべてのデータが渡ってしまいます。そのため、パスワード保護を付けてほしいとの要望がありましたので、機能を追加しました。 デプロイ用USBメモリ作成時にパスワード設定をしておけば、そのパスワード付きでバックアップを行います。 復元時にはパスワード入力ダイアログが表示されるので、パスワードを入力して復元を実行します。

今回のバージョンアップで、手数は少なく高速なキッティングという基本コンセプトに加えて、実運用の現場からの意見を反映して、かなり使いやすい製品になりましたので、ご活用ください。

「DIS ICT EXPO 2018 in 大宮」出展報告

2018年5月18日(金) 大宮ソニックシティにおいて、「DIS ICT EXPO 2018 in 大宮」の展示会に、キッティングツール「ActiveImage Deploy USB」とイメージバックアップツール「ActiveImage Protector」を出展しました。

 

  • 展示タイトル

世界一簡単なキッティングとシステム保護

 

  • 出店概要

USBメモリー単体で1クリックでマスターイメージを作成し、復元可能な新しいキッティングツール「ActiveImage Deploy USB」をリリース。規模問わずに簡単な運用を可能とするシステム保護ソリューション「ActiveImage Protector」。

 

今回、初めて展示会で紹介するキッティングツール「ActiveImage Deploy USB」への反響の高さに驚いています。まず、「ActiveImage Deploy USB」の特長を簡単に説明すると、1つめは、USBメモリーを起動環境とし、マスターイメージの取得や展開を1クリックで簡単に行うことができます。

 

2つめは、マスターイメージの取得や展開に、「ActiveImage Protector」のイメージングエンジンを使用していますので、非常に高速に処理することができます。参考までに、今回のデモ環境で用意した、約60GB容量のPC環境のマスターイメージの展開処理は約5分程度で完了します。

 

3つめは、コストです。まず、価格について、例えば100ライセンスの場合の単価(定価、税別)は1,660円とリーズナブルな価格設定になっています。また、従来のキッティングツールで必要とされる、配信サーバやネットワーク環境、作業するための広い場所は不要となります。それと、従来のキッティングツールの操作には、それなりの熟練が必要となりますが、「ActiveImage Deploy USB」はUSBメモリーから起動する設定だけですので、だれでも操作可能です。

 

お客様の反応として、新しいキッティング方法として、「ActiveImage Deploy USB」の採用を検討したいという声を多くいただきました。また、“多量なPCを出荷する際のキッティング作業は時間との戦いもあり、だれでも操作できそうなので、いざとなったら営業でも戦力になりそうですね。”と半分冗談交じりにお話をされていました。

 

それと、気になったのが従来のキッティングツールへの不満の声の多さです。弊社も昨年まで販売を行っていた立場ですので、なんとも言い難いですが、「ActiveImage Deploy USB」がPCのキッティング作業に少しでもお役に立てればと感じた次第です。

 

最後に、今回も多くのお客様に、お立ち寄りいただきありがとうございました。この後も各地での展示会に出展する予定ですので、お時間がございましたら、是非、お立ち寄りいただければ幸いです。

 

参考までに、今後の展示会予定のページです。

https://www.netjapan.com/jp/learning/event

 

  • 会場の風景

展示会場の大宮 ソニックシティです。(DIS様のパンフレットの画像より)

私の出身は、埼玉県の田舎ですが、少し都会の大宮には、よく遊びに行ったものです。

 

展示会場の受付前です。開場前に、こっそり撮影させていただきました。

 

ネットジャパンの展示コーナです。シンプルでいい感じですね。

 

「ActiveImage Deploy USB」のデモに使用したNEC様のノートPCです(特に、宣伝料はいただいておりません)。約60GB容量のPC環境のマスターイメージの展開は、なんと約5分程度で完了します。