ActiveImage 2016 R2 for Hyper-V Enterprise リリース

ActiveImage Protector 2016 R2 for Hyper-V Enterpriseをリリースしました。

Hyper-V 2016への対応や重複排除圧縮の高速化など最新のバージョンの更新を含んでいます。

Server 版の機能に加えてイメージファイル内の仮想マシンを単体で仮想マシンとして復元できる「ReZoom it!」機能を搭載しました。また、Hyper-V ホストのクラスタ対応として、以前からのCSVFS(差分バックアップのみ可能)のオンラインバックアップに加えクラスタノードへの対応を追加しました。

ReZoom it!

ReZoom it!はバックアップイメージ中に含まれている仮想マシン単体を実際の仮想マシンとして復元する機能です。以前のReZoom機能はイメージファイルに含まれた仮想マシンや仮想ディスクファイルを同じホストマシン上にそのままの状態で戻す機能として実装されていましたが、Windows 2016からHyper-Vの仮想マシンの構成情報のフォーマットが変更されたため同じテクニックが使えなくなってしまいました。これに対応するために for Hyper-Vでは作成するイメージファイル内にあらかじめ仮想マシン情報を埋め込み、ReZoom it!はその情報をもとに仮想マシンを再構築する方式に変更しました。これにより元のホストだけではなく、別のHyper-VホストへもReZoomすることが可能になったため柔軟なシナリオに対応できます。一点だけ違うところは以前のReZoomでは全てをファイルとしてコピーして戻していたので仮想ディスクにぶら下がっているチェックポイントも全て復元していましたが、ReZoom it!では選択した増分ファイルからその時の状態の仮想マシンを再構築して復元します。

VM_setting

クラスタノードの設定

Hyper-Vホストでクラスタ構成にしている場合は仮想マシンや仮想ディスクのファイルをCSVFSに保存するのが一般的な運用になるかと思います。AIPではCSVFSのフルバックアップおよび差分バックアップを取得することが可能です。AIP for Hyper-V ではバックアップの際に仮想マシンの情報を取得するためにHyper-V へ問い合わせをするのですが、各クラスターノード上に所属している仮想マシンの情報を得るには各ノードに各々問い合わせる必要があります。AIP for Hyper-Vが動作しているノードでのみ問い合わせると、そのノードの仮想マシンの情報しか得られず、AIP for Hyper-Vのイメージ内のCSVFSの上には仮想マシン、仮想ディスクのファイルが存在するのにReZoomはできなくなってしまいます。これを解決するために各ノードとアクセス権を設定することでクラスタ構成の全てのノードに問い合わせをして仮想マシンの情報をもらうことができます。

クラスタへの復元は技術資料をご覧ください。


ActiveImage Protector 2016 R2 SP1とImageBoot 2.0をリリース

AIP 2016 R2 のSP1とImageBoot 2.0をリリースしました。 SP1の今回の変更点は主に重複排除圧縮の大容量データへの対応です。以前に比べると省メモリ、速度アップといった改善になっています。 ImageBoot 2.0 はHyper-V 2016、VMware Workstation 12, VirtualBox 5対応と、仮想マシンの継続使用への対応をしました。

ActiveImage Protector 2016 R2 SP1 の変更

重複排除圧縮の大容量データへの対応

AIPの前のバージョンでは2TBを超えるデータをバックアップする場合、環境によっては重複排除のパフォーマンスが落ちてしまい容量に比べてバックアップ時間が長くなってしまうため自動的に無効になるケースがありました。
これはハードディスクの容量が急激に増大し、実装当時の想定範囲を大幅に超える処理ブロック数が発生したためより多くのメモリが必要になった結果、メモリスワップが頻繁に発生したことが原因でした。実際、一時ファイルの置き場所をSSDにするなどの対策を行うと妥当な時間で重複排除圧縮でバックアップが可能でした。
SP1ではこの問題を解決するために重複排除圧縮のパラメータを最新の環境に合わせた見直しを行うと共に、対象ブロックが今後急激に増えていった場合でも対応できるようにハッシュキーの保存、検索を行う時に幾何的解析、ビットマップ処理の最適化や連鎖ブロックの処理などを行い、メモリ、データベースの使い方を大幅に書き換え改善しました。
また、キャッシュサイズ、データベースの分散係数などの内部パラメータも調整可能にして大容量を前提としたテストを繰り返して最適な値を探して決定しました。その結果、大容量データは以前の役2倍の速度で重複排除圧縮が可能になりました。

社内のテスト機での数字ですが、メモリ32GBの環境で11.8TBのデータを26時間、メモリ8GB環境でも38時間でバックアップ完了することができており、動作の安定、メモリも効率的に使用できていることが確認できます。大容量向けに調整し直しましたが、2TB程度の容量であれば以前からメモリ内でほとんど処理されていたので速度はさほど変わりません。

今回のSP1の修正で仮想環境ホストやデータベースなど大容量のディスクでも容量を節約した快適なバックアップが可能になります。

ImageBoot 2.0の変更

Windows 10/Windows Server 2016 で旧バージョンから本バージョンにアップグレードする場合は、必ず旧バージョンをアンインストールしてから本バージョンをインストールしてください。旧バージョンがインストールされている状態からは、正しくアップグレードすることはできません。
更新内容
以下のハイパーバイザーに対応しました。
VMware Workstation 12 Pro
VMware Workstation 12 Player
Windows 10、および Server 2016 Hyper-V
Oracle VirtualBox 5
作成/起動した仮想マシンを継続利用できるようになりました。
設定した仮想マシンを起動するタイミングを選択できるようになりました。
仮想マシン起動後の変更を書き込む差分イメージ ファイル(*.aix)を、ローカル ストレージに作成するように変更しました。
*差分イメージ ファイル(*.aix)を使用して起動した場合は、起動時に指定したイメージ ファイルに変更が適用されます。
アップデート チェックの方式を変更しました。
アップデート チェック時に使用するプロキシ サーバーを設定できるようになりました。
コンソールの表示言語を変更できるようになりました。
多数の増分を含むイメージ ファイルを選択した際のロード時間を短縮しました。

以下のハイパーバイザーに対応しました

  • VMware Workstation 12 Pro
  • VMware Workstation 12 Player
  • Windows 10、および Server 2016 Hyper-V
  • Oracle VirtualBox 5

作成/起動した仮想マシンを継続利用できるようになりました

これは、起動した仮想マシンを一度解放したあとに、また続きから継続して使用できる機能です。仮想マシンでの作業を一時的に中断したい場合、変更を失わずに別の機会に再開できます。

ImageBootでは仮想マシン起動後の変更を差分イメージ ファイル(*.aix)として書き込んでいます。以前はaixをイメージファイルと同じ場所に置いていましたがイメージファイルがNAS上にあるとディスクの書き込み毎にネットワークトラフィックが発生しパフォーマンスにも影響がでていました。今回からパフォーマンスが保たれるように速度の速いローカルディスクを使うようにしました。

起動したVMの履歴

起動したVMの履歴

以前起動した仮想マシンはリストから選択して継続できるのでいちいち必要なファイルを探す必要はありません。

ActiveImage Protector 4 SP1をリリース

ActiveImage Protector 4  SP1 をリリースしました。

企業向けの2016 R2とコードベースが同一のパーソナル向けバージョンです。

機能の違いは、リモートエージェント管理コンソール、プッシュインストール、アドバンスド仮想変換といった管理向けの機能がありません。また、バージョン4に搭載している機能としては、サーバー版ではImageCenterに機能を移譲したレプリケーション機能が入っています。

主な更新としては以下のものがあります。

Windows 10 Anniversary Update に対応

  • Windows 10 AUからカーネルドライバを新規インストールする際のコード署名の方法が変わったことに対する対応です。
  • また、Windows 10 Anniversary Update へアップデート/アップグレードする際は必ず本製品を一度アンインストールしていただき、処理終了後に再インストールしてください。

バックアップ機能を拡張

  • 保有ポリシーによる旧世代削除のタイミングを指定することができるようになりました。
    この機能は、たとえば保存先をUSBディスクなど容量が大きくないディスクを指定した場合に使います。通常は世代管理を導入している場合、管理世代数として指定している数 +1 世代分の容量が必要になります。これは、安全のため最新のバックアップの作成が成功してから、一番古い世代を削除するようになっています。
    しかし、容量が少ないディスクの場合、バックアップ時に容量が足りなくなることがあります。そのため、バックアップ前に一番最初の世代を削除するように指定しておけば容量不足を回避することができます。
  • スクリプトを実行する場合、バックアップ種別(ベース/増分)により実行可否を指定することができるようになりました。
    ベース時、増分時のスクリプトを各々設定できるのでバックアップ初回であるベース作成時のみの処理を別途記述することができます。
  • スケジュール バックアップの開始時刻にシステムがシャットダウン状態などでスキップされた場合、オプションによりシステム再起動後に実行することができるようになりました。
  • ウィザードの確認画面に、作成されるベース イメージ ファイルの概算サイズが表示されるようになりました。

復元機能の拡張

  • ボリューム単位で復元する場合、オリジナル サイズから縮小して復元することができるようになりました。
    少しだけ小さいディスクなどに復元する場合に便利な機能です。

メール通知機能の拡張

  • タスクのサマリー メールを送付することができるようになりました
    日単位、週単位、月単位でタスクの成功失敗状況を把握できます。

USBスマート検出機能

一つのバックアップ スケジュールに 複数の USB デバイスを保存先として登録

  • USBディスクへのスケジュールバックアップを行っている場合、バックアップ実行時間に USB デバイスが接続されていない場合は一旦エラーで終了します。保存先 USB デバイスが接続されると、タスクをすぐに実行するかの確認メッセージが表示されます。
  • 設定した保存先と同じドライブ レターが割り当てられた別の USB デバイスが接続された場合、接続された別のUSBディスクを保存先として今後も使用するかどうかを選択できます。

光学メディアのサポート

  • CD/DVDに分割して収録されたイメージの操作が可能になりました。

ActiveImage Protector 4 としては初めてのアップデートですが、同じコードベースの2016の変更や修正を取り込んでいるため大型のアップデートになりました。


ActiveImage Protector 2016 R2 リリース

ActiveImage Protector 2016 Release 2 をリリースしました。

R2では、以下の機能が新しく追加されています。

リモートエージェント管理ツール

ネットワークー上の複数のAIPエージェントの状態監視、バックアップスケジュールの開始/停止、ライセンスの更新が行える管理ツールです。
これまではリモートエージェントの管理に関してはリモート接続という形でした。これはリモート側のエージェントにローカル側のGUIを接続する1対1での管理でした。この機能はリモート側のAIPの機能をほぼローカルと同等に使用できます。
一方で複数のリモートエージェントを俯瞰的に管理したい、いわゆる一元管理型の管理コンソールもユーザーから要望されていました。本格的なエンタープライズ仕様のコンソールのようにスケジュール配信などはできませんが、リモート側の実行状況、スケジュールのコントロール、ライセンスの更新など監視+αの機能を搭載しており、日常的な監視や対応には十分使用耐えるものです。

ネットワーク エージェント 管理機能

ネットワーク エージェント 管理機能

プッシュインストール

ネットワーク上のコンピューターにリモートでAIPのインストール、アップデートを行う機能です。対象PCはWindowsのネットワーク検索とActive Directoryによるコンピューターの検索が行えます。また、手動で指定したIPアドレスやコンピューター名でも追加が可能です。複数台ライセンスをもったAIPを一括展開したり、アップデータの一括配布などが可能になります。

プッシュインストール

プッシュインストール

アドバンスド仮想変換のHyper-V対応

アドバンスド仮想変換は、ハードディスク、イメージファイルからの仮想「ディスク」への変換に加えて基本的な設定の仮想マシンも一緒に作成してアタッチする機能です。VMware Hypervisor(ESXi)に加えてHyper-Vに対する仮想変換でもこの機能が使用可能になりました

Hyper-Vへの仮想変換

Hyper-Vへの仮想変換

バックアップ再開機能

スケジュールされたバックアップが何らかの理由で実行されなかった場合、実行可能になった後にバックアップを再開できます。例えば、バックアップ設定時間に電源が切れていた場合、再起動時にバックアップが実行されます。

シュリンクオンザフライ機能

NTFSのボリュームの縮小復元と縮小複製が可能です。例えば、用意した代替ハードディスクの容量が復元元のデータサイズよりも小さい場合でも、縮小して復元できます。

メール通知機能の強化

タスクの概要、ライセンスステータスの警告(使用期限)の情報を通知できます。包括的はバックアップ状況やライセンス切れなどをメールベースで監視することができるので、遠隔地のAIPエージェントや委託管理しているAIPの状況を確認できます。

また、サービスレベルでの機能の改善が行われています。

体験版もありますのでお試しください。


ActiveImage Protector 2016 IT Pro Edition

ActiveImage Protector 2016 のIT Proエディションリリースされました。 IT ProはWindows PE上や稼働中のWindows上で起動して使用します。ライセンス期間内は無制限に使用できるテクニシャンライセンスを適用した製品で、技術者個人に使用権が付与されるライセンス形態です。実際のSIerの現場ではエンジニアがお客様のところへ出向き、操作や設定などを行うことが日常です。お客様のサーバーの定期的なバックアップを設定するのであればお客様ごとのライセンスが必要ですが、たとえば、作業前の一時的なバックアップやP2V、トラブル調査のためのバックアップなどの単発の作業が必要なこともよくあります。こうした状況ですぐに使えるツールとして、広く、気軽にActiveImage Protectorを使用していただけるようにと考えられたライセンスがテクニシャンライセンス、IT Pro エディションです。 今回ActiveImage Protector が2016にバージョンアップされたので同時にIT Proもバージョンアップして新しい方式に切り替えることになりました。以前のように製品メディアとして起動環境を提供するのではなく、IT Pro Creatorを使ってユーザー環境に最適な起動メディアをユーザーが自分自身で作成します。

IT Pro Creator

IT Pro Creator 画面

バージョン3.5では製品メディアそのものを起動メディアとして使用する形で提供していました。そのためライセンス期間といっても実際には製品メディアの使用期限を4半期毎に設定し、都度新しいメディアを送付するという形をとっていました。他社製品のように起動毎に毎回、何桁ものキーを入力したりするなどのユーザーの手間になることを避けるためにこうした方法をとっていたのですが、一方でメディアを受け取れなかったり紛失してしまったりするという問題が発生する可能性がありました。また、Windows PEのライセンスの変更によりPEを自社製品に添付することができなくなりましたので、自分でメディアを作成できる新しい方式に切り替えることにしました。また、ライセンス認証もオンラインで可能になりましたので、アクティベーションした日からきちんと一年間使用できるメディアを作成できるので、ユーザー自身がライセンス期間を簡単に把握できます。 IT Pro Creator自体は作成ツールですのでどこへでも何回でもインストールが可能です。たとえば今すぐ現場で今使いたいという状況になっても、手持ちのノートPCなどでインターネットに接続できればその場でユーザー固有のドライバを組み込んだIT Proメディアを作成できます。

Add device driver

デバイスドライバーの組み込み

ライセンスを受けているエンジニアが使用する限りであればいくつでもメディアを作成できます。ISOファイル、光学メディア、USBメモリースティックに作成が可能です。

メディアの作成

メディアの作成

IT Proのバージョンは2016ですので2016の機能はほぼすべて使用可能です。新しいGUIやイメージマネージメント機能を使用できます。サーバー版との違いは本体になんらかのプログラムのインストールが必要なもの、スケジュール(増分バックアップ)、イメージエクスプローラーなどが使用できません。

IT Proのバージョンは最新のActiveImage Protectorと同じ2016ですので2016の機能はほぼすべて使用可能です。新しいGUIやイメージマネージメント機能を使用できます。サーバー版との違いは、IT Proはインストールなしでの使用が前提ですので本体に常駐が必要なもの、サービスの常時稼働が必要なもの、本体になんらかのプログラムのインストールが必要なものは使用できません。具体的にはスケジュール(増分バックアップ)、イメージエクスプローラーが使用できません。

ActiveImage Protector 2016 IT Pro

ActiveImage Protector 2016 IT Pro

IT Proの起動方法にはネイティブ起動とBE起動があります。ネイティブ起動は以前からゼロインストール起動と呼んでいた機能です。稼働しているWindows上でメディア上のAIPを直接起動してホットバックアップが可能です。サーバー側になにもインストールしないため通常のアプリケーションのように普通に終了します。インストール、アンインストールは必要ありません。 BE起動はWindowsPEベースのAIPを起動します。メディアを入れてマシンを起動するとメディアから起動してきます。この場合はもちろんいわゆるコールドブートになります。インストール直後の状態、配信用にSysprepをかけた状態のバックアップ、あるいはフォレンジックスのために静的状態でディスクを保全する場合などに応用できます。 BCDリペア機能を使うことで、復元後にブート設定を回復することができます。復元時の設定を間違ったなど何らかの理由で起動設定が復元した状態と一致しなくなった場合にこの機能を使うことで起動情報を修復することができます。

IT Pro ユーティリティ

IT Pro ユーティリティ

ActiveImage Protector 2016になったIT Pro評価版を用意しています。また、熊本地震の復興支援として、2016/9/7 まで使用できる災害支援版もお試しください。


ActiveImage Protector 2016をリリース

新バージョンActiveImage Protector 2016をリリースしました。

昨年はSP7、ImageBootImageCenter LEvStandby AIP といったActiveImage Protectorの機能を強化する製品をリリースしてきましたが、ようやく本体も新バージョンになりました。

新しいバージョンでは以下の更新を行いました。

  • GUI のデザインを刷新
  • マルチスケジュール
  • 起動環境作成の強化
  • オンラインアップデート
  • オンラインアクティベーション

GUI のデザインを刷新

  • Linux版では導入されていた新しいGUIをWindows版にも採用しました。
  • 現在のバックアップの状況や作成済みスケジュール、実行したタスクのログなどが確認できるダッシュボードを新しく追加しました。
  • バックアップ ウィザードでは、より直感的な操作が可能になりました。
  • 復元ウィザードでは、複数のイメージと複数の復元先を指定して操作を実行することが可能になりました。
  • イメージの管理機能を強化し、イメージ ファイル リストから検証、結合、仮想変換などの各種操作が可能になりました。
ダッシュボード

ダッシュボード

マルチスケジュール機能

複数のトリガーを指定してバックアップ スケジュールを作成することができるようになりました。以前のバージョンではひとつ対象ボリュームにたいしてひとつの増分スケジュールと複数のフルバックアップスケジュールが設定できましたが、マルチスケジュールでは複数の増分スケジュールと複数のフルバックアップスケジュールが設定できます。ただし、複数の増分チェインが作成できるわけではないので注意してください。たとえば、以前は毎週平日の9:00-17:00に60分おき、という一つの増分スケジュールが設定できましたが、今バージョンからはそれに加えて土日は21:00に増分を作成、というような設定が可能です。この時に作成される増分ファイル、たとえば土曜の21:00、は前の金曜日に最後にバックアップした時点からの増分になります。

マルチスケジュール

マルチスケジュール

起動環境の強化

  • Windows PE ベースの起動環境を USB メモリを作成できるようになりました。
  • Linux ベースの起動環境の作成がプログラム内からできるようになりました。ISOファイル、直接起動が可能なUSB メモリの作成が可能です。
  • Windows PE ベースの起動環境で以下の操作が可能になりました。
  • uEFI 環境のシステム ボリュームのみの復元に対応しました。
  • システム ボリュームのみ復元した、Windows 7 以降の BIOS ブート システムの起動設定を修復する[BCD の作成]機能を実装しました。
  • バックアップ元とは異なるハードウェア上で復元したシステムの利用を支援する[A.I.R.]機能を、復元処理を伴わずに実行できるようになりました。
USB起動の起動環境の作成

USB起動の起動環境の作成

オンラインアップデート

インターネットに接続した環境であれば、ソフトウェアの更新があったときに自動的に通知しますので、簡単に最新版に更新できます。

オンラインアクティベーション

製品のエディションやライセンスをオンラインで管理するようになりました。ライセンスの追加、移行などが簡単に行えるようになります。

ActiveImage Protector 2016についての詳しい情報はリリースノートオンラインヘルプをご覧ください。


ImageBoot ホワイトペーパー公開

ImageBoot の活用方法を主に解説したホワイトペーパーを公開しましたのでご紹介します。

 

 ImageBoot#1

 

「ActiveImage Protector」のバックアップイメージファイルからリストアや仮想化変換をせずに、仮想マシンとして即時起動できる、「ImageBoot™(読み:イメージブート)」を無償配布しています。 

ImageBoot™は、「バックアップファイルが間違いなく復元できて、ブート可能かをもっと簡単に確認したい」、「仮想化の動作試験がしたい」、「緊急に一時的にバックアップファイルから起動したい」、という従来からのユーザーの要望に応えて、ネットジャパンが独自に開発したユーティリティで、誰でも無償でダウンロードして使用することができます。

 

 ImageBoot#2

 

ホワイトペーパーの目次をご案内します。

「2 分以内でバックアップから仮想マシンを即時起動できる無償ソフト – ImageBoot -」 

1. はじめに

2. ImageBoot™とは 仕組みについて紹介・解説

   動作環境(システム要件)

   ● ImageBoot がサポートするハイパーバイザー

   ● セットアップ可能なオペレーティングシステム

   ● 仮想ゲストマシンにアタッチして、起動させることが可能なオペレーティングシステム

3. ImageBoot™の仕組み

4. ImageBoot™の手順

5. ImageBoot™の実測値(ベンチマーク)

  ImageBoot を使用したイメージファイルからのオペレーティングシステムの起動に要した時間を計測した結果

6. ImageBoot™の活用例

   ● 事例1:ディザスターリカバリーのテスト

   ● 事例2:不具合の原因究明

   ● 事例3:仮想化のテスト

 終わりにネットジャパンについて

2 分以内でバックアップから仮想マシンを即時起動できる無償ソフト – ImageBoot –

はリンク先からダウンロードできます。

ぜひお役立てください。

 

ActiveImage Protector 3.5 SP6

ActiveImage Protector 3.5 SP6をリリースしました。

SP6での変更点の詳しい内容はリリースノートをご覧ください。

主な新機能は

  • クラウドストレージ対応の強化
  • イメージエクスプローラー機能搭載
  • タスクをWindowsイベント ログに記録

になります。

クラウドストレージ対応の強化

ActiveImageには災害時を想定して、データを遠隔地へ保存できるレプリケーション(複製)機能があります。バックアップイメージファイルを別の場所にコピーしておくことで通常の保存先が壊れても、バックアップのバックアップから復元が可能になります。コピー先としてNASやFTP,WebDAV,Amazon S3が使用できていました。SP6ではS3互換のクラウドストレージにも保存が可能になりました。ニフティクラウド、CloudianといったAmazon S3互換のクラウドストレージにレプリケーションできます。また、FTPへの転送速度も向上(当社比で3倍)しましたので、更に実用的で使い易くなりました。

イメージエクスプローラー機能搭載

ImageExplorerは、イメージファイルの閲覧をWindows エクスプローラーと統合する新機能です。Windowsのエクスプローラー上でZipファイルをダブルクリックするとZipファイルがフォルダのようにシームレスにエクスプローラーで表示されますが、それと同じようにAIPのイメージファイルをダブルクリックするとひとつのフォルダのようにWindowsエクスプローラーで表示できます。表示しているフォルダ、ファイルはドラッグアンドドロップして取り出すことができます。いままではイメージファイル内のフォルダやファイルを取り出すためには一度マウントしてからマウントしたドライブを開いて、コピーなどをおこなう必要がありました。イメージエクスプローラーからファイルをクリックしてプログラムを開く機能や変更を差分として保存する機能はまだありませんので、そういった場合は従来どおりマウントを使用してください。

タスクをWindowsイベント ログに記録

全てのタスクが Windows イベント ログに記録されるようになりました。これによりレプリケーションタスクなどバックアップ以外のタスクで発生した成功、失敗イベントを取得して適切なワークフローを実現できます。

もうひとつ、イメージフォーマット(208)に変更しました。という記述がリリースノートにあります。これは、実はvStandby Enterprise(開発中)からイメージファイルを扱えるようにするためにのアップデートです。vStandby EnterpriseはAIPのイメージを使って動くようになる予定です。

AIPは今も進化し続けています。SPの度により使いやすく、より安定した製品になっていますので、これからもご期待ください。

ActiveImage Protector Linux Edition 4.5 リリース

ActiveImage Protector Linux Edition のバージョン4.5をリリースしました。

バージョン4.5の新機能は、

  • Red Hat Enterprise Linux 7、CentOS 7 に対応。
  • XFSのスマートセクターに対応
  • タスク実行後に[システムのシャットダウン][システムの再起動]が可能
  • スナップショットドライバの改善
  • バックアップ元ホスト以外のホストで結合処理をサポート
  • AIPBEの改善

です。

Red Hat Enterprise Linux 7、CentOS 7 に対応。

RHEL7/CentOS7からはインストール時のデフォルトファイルシステムが新しく採用されたXFSになりました。また、起動時にはsystemdが採用されました。以前のAIPではXFSは解釈できず、systemdにスナップショットドライバを組み込む処理も行っていませんでした。以前のバージョンでも理屈としてはコールドバックアップでフルセクターバックアップを行えば対応できるのですが、それではわざわざAIPを使う意味はありません。今回の4.5でXFSのスマートセクター(データボリュームのみ)とsystemdへの対応を行いました。しかしながらXFSのシステムボリュームに関しては対応が間に合わなかったためスマートセクターを使うと復元してもそのままでは起動ができません。システムのバックアップはフルセクターでバックアップをしておく必要があります。

タスク実行後に[システムのシャットダウン][システムの再起動]が可能

最近ではストレージ容量もインフレが進み、それと比例してバックアップのために必要なリソースも増大してきています。バックアップ容量も必要ですし、バックアップするのにも時間がかかります。容量に関してはAIPではインラインの重複排除圧縮を行えるため容量は相当抑えることができます。時間に関してもバックアップソフトとしては高速な部類ですが、大容量であればそれに比例して時間はかかります。この機能はバックアップが終わったら自動的に電源断や再起動を行うものです。たとえば退社時に業務機をシャットダウンをしなければならないルールのところもあるのですが、業務終了後にバックアップを開始し終了まで待ってからでなければ退社できないというのもばかばかしいので、この機能を使えば、長時間かかるバックアップでも仕掛けておけば退社後にバックアップが終わり次第マシンを終了させることができます。サーバー用途ではあまり日常的に使う機能ではありませんが、たとえばメンテナンス前などにバックアップをとってから再起動をしたい場合などには、バックアップを仕掛けてその場を離れられるので便利な機能です。

スナップショットドライバの改善

スナップショットドライバ、トラッキングドライバの安定性を向上しました。スナップショットドライバは低レベルのディスクI/Oを監視して書き込みに対してスナップショット提供します。通常の使用のディスクアクセスであれば問題ないのですが、たとえばクラスタシステムの特殊なディスクデバイスや想定外の場所へのリクエストなどがあった場合の対策を行いました。

バックアップ元ホスト以外のホストで結合処理をサポートしました。

結合処理は複数の増分ファイルを一つにする機能です。スケジュールによる増分バックアップは各バックアップはサイズが小さいため高速に動作し、個々のファイルサイズも必要最小限になります。その反面、時間とともにファイル数が膨大になり管理しづらくなります。そういう場合に増分ファイルを一つにまとめる機能が結合(コンソリデーション)です。多くの場合にはそれほど細かい粒度の増分は必要ないため、1週間、1か月単位でまとめてしまうことが普通です。結合処理は増分ファイルを後から加工するのでバックアップスケジュールと密接に関係しています。そのため通常はバックアップを行うマシンと同じマシン上で行いますが、バックアップと結合は同時に同じマシンのリソースを使うことになりますので場合によっては他の業務に支障がでる可能性もあります。結合処理を行うのに他のマシンのリソースを使えればバックアップ対象マシンの負担を減らすことができます。旧バージョンでは他のホストから無理矢理結合を行うと増分バックアップとの整合性が取れなくなってしまいその後のバックアップはフルバックアップになるという挙動でした。新しいバージョン4.5からは他のホストから実行しても増分ファイルの整合性を壊さずに結合が可能になりました。

プロファイルベースのオフサイトレプリケーションを追加しました。

バックアップファイルを他の保存先にレプリケーションすることができます。ローカル フォルダー、ネットワーク共有フォルダー(CIFS)、WebDAV(HTTP/HTTPS)、FTP、SFTP、Amazon S3(要AWSCLI) をレプリケーション先として使用できます。S3に関してはAWSCLIを使用しています。Linux版はPythonで記述されていますので、環境によってはPythonのインストールが必要になる場合があります。

AIPBEの改善

緊急時に起動して使うAIPBE(起動環境)のベースを見直し、サイズを小さくしました。以前はLiveCDベースであったのでなんでもできたのですが、サイズが大きく、たとえば出先で今すぐダウンロードしたいけれどサイズの問題でできないので小さくしてほしい、などの要望がありました。今回は不要なファイルや機能を調整して200MB程度にまで抑えることができました。

AIP Linux版も4.5になり、豊富な機能が搭載されました。ようやくWindows版と比べても遜色のないレベルにきたのではないかと思います。

ActiveImage Protector 3.5 SP5 の新機能

AIP3.5のSP5をリリースしました。
今回もサービスパックというよりもメジャーバージョンアップのような盛りだくさんな機能追加を含むアップデートになりました。

SP5での新機能

  • 無償版VMware ESXiホストへのP2V(物理-から仮想)の直接変換が可能

P2V機能に新しく“ベーシックモード”を追加しました。従来の有料版ESXiホストに加え、無料ライセンスのESXiホストへもP2Vの直接変換ができ、VMDKファイルの作成が可能となりました。ローカルでVMDKを作成してからホストにアップロードするのに比べて、大幅に時間が節約でき、また利便性も高まります。

  • クラウドストレージ対応

バックアップしたイメージファイルのオフサイトレプリケーション(遠隔地データ保存)先として、セキュリティの高いSFTPとクラウドストレージ、Amazon S3を選択して保存できるようになりました。

  • ActiveImage ProtectorのIT Pro EditionのAIPBE(Windows PE 起動環境)でP2V(仮想化)をサポート

IT Pro Editionの起動環境内においても物理ハードディスクやバックアップイメージファイルからP2V(仮想化)がおこなえるようになりました。

  • リモートコンソリデーション

増分バックアップのコンソリデーションを他のPCのActiveImage Protectorから行うことができます。バックアップの実行リソースとコンソリデーションの実行リソースを分離することで、バックアップマシンにかかる負荷を分散できます。

  • オフサイトコンソリデーション

オフサイトレプリケーションした増分バックアップを他のPCのActiveImage Protectorを使ってコンソリデーションできます。遠隔地に保存したイメージファイルを遠隔地でコンソリデーションできますので、コンソリデーション済のファイルを毎回レプリケーションするよりも効率的です。

主にはイメージの操作に関しての新機能になっています。

それでは、各新機能について説明します。

無償版VMware ESXiホストへのP2V(物理-から仮想)の直接変換が可能

P2Vの直接変換機能を使うとイメージファイルやハードディスクを物理仮想変換する際に直接ESXiのデータストアに保存できます。一時的にローカルディスクに保存する必要がないため、容量的にも時間的にも便利な機能です。VMware ESXiの無償版というのは、体験期間がきれたあと制限付で使用することができる状態になったものなのですが、無償版ではvSphere APIによるアクセスが大幅に制限されているため、WindowsマシンからESXiホストのデータストアのアクセスが直接にはできません(ライセンス版や試用期間中はAPIを使用できます)。SP5では無償版でも使用できるAPIのみを組み合わせてP2Vの直接変換を可能にし、ベーシックモードとして搭載しました。ベーシックモードでは従来のP2V(SP5ではアドバンスドモードとして使用できます)とは違いP2VされたVMDKだけが作成されます。変換後はvSphere Clientで仮想マシンを作成してアタッチしてください。

クラウドストレージ対応

オフサイトレプリケーションの保存先としてAmazon S3のバケットとSFTPを選択できるようになりました。以前からWebDAVやFTPには対応していましたので、広い意味でのクラウドストレージへのレプリケーションはできているとは言えてはいましたが、今回はAWSCLIを組み合わせてS3対応を実現しています。また、SFTPにも対応したので安全な通信経路が必要な場合にも対応できます。

IT Pro EditionのAIPBE(Windows PE 起動環境)でP2V(仮想化)をサポート

ITPro Editionは一人の技術者にライセンスされメディアに保存されたAIPを直接あるいはメディア起動してつかう起動環境から使用できる無制限のライセンス製品です。起動環境は主な用途はコールドバックアップや復元になるのでP2Vの機能の使用は行えないようになっていました。今回SP5でPE上でのP2Vの動作を可能にしました。また、ITProは製品の性質上スケジュールによる増分バックアップができませんので主に増分を扱うコンソリデーションやユニファイも使用できないようになっていました。今回、別エディションで作成したイメージファイルの操作も行えるようにイメージ操作全般が可能なように変更しました。

リモート/オフサイトコンソリデーション

ファイル数が多くなりがちな増分バックアップでは、ファイルを結合して一つの増分ファイルにまとめるコンソリデーション機能が便利です。しかしながらバックアップとコンソリデーションを同じマシン上で行うため、リソースの圧迫が問題になってきていました。リモート/オフサイトコンソリデーションはバックアップを実行するマシンとは別のマシン上にインストールしたAIPを使ってコンソリデーションのタスクを分散できるように調整した機能です。

リモートコンソリデーションは、バックアップイメージの保存先に対して別のホストからコンソリデーションを行います。以前のバージョンでこの操作を行うこと自体はできましたが、必ずリコンサイルが動作するため次回の増分バックアップに時間がかかる結果になっていました。SP5からはイメージの整合性検証を見直してコンソリデーション後に矛盾がない場合にはそのまま増分を実行するようになりました。

オフサイトコンソリデーションは、レプリケーション先のイメージファイルに対してコンソリデーションを行う機能です。この場合、保存した元のバックアップイメージとレプリケーション先のイメージの整合性が問題になります。AIPではいまのところプロセス間の通信や情報の共有はサポートしていないため制約付でオフサイトコンソリデーションを許可する形になっています。オフサイトコンソリデーションを許可すると以下条件に制約されます

  • ソース(元のバックアップイメージファイル)に対してコンソリデーションを含む変更を伴うイメージ操作はできません
  • レプリケーションオプションは最新のファイルのみを対象にする

オフサイトコンソリデーション後に新しい増分ファイルがレプリケーションされると、以前のバージョンのようにファイル名は連番になりませんが問題なく復元できます。オフサイトコンソリデーションを使うことでレプリケーション先のイメージファイルを常に最少のファイル数にしておくことが可能です。

SP5へはアップデートページから行えます。